誰よりも欲張りたれ 〜「未来について」吉永さん回から考えた〜
PENTAX MZ-S + smc PENTAX-FA 50mm F1.4
"みんなどこかへ向かっている。"
はいはい僕です。
突然ですが、僕は"勝ちたい"と思っています。
それは一般的な勝負に限ったことではなく、ここからの生き方全てにおいて勝ちたいと思っているんです。
常々書いている"面白いことしたい"というのは僕が勝ちたいと思った事が端的に言葉に溢れてきたもので、みんな「仕事はつらい」「社会は厳しい」などと口々に言っているなかで"面白いこと"を最高に楽しみながら社会の真ん中でやっていけたらそれは勝ちだと思ったからなのです。
1. 「未来について」に行ってきました。
漠然と過ぎていく毎日の生活を変えるために可能な限り外にでていろいろなものを感じるようにしている今年ですが、先週末にtwitterで有名なあの「サザエさんBot」の中の人、ナカノヒトヨさんと吉永龍樹さんのトークイベントに行ってきました。
吉永龍樹 オフィシャルブログ - #Prophet2015 「未来について」に出演します! - Powered by LINE
Web界隈で生きていきたいとか思いながら、非常にお恥ずかしいことに、「吉永龍樹さん」を存じ上げませんでした。
知識ゼロで「サラリーマンクリエイター」というワードに惹かれてホイホイ参加してみましたが、この吉永さんの凄さを思い知りました。飛んでいる。
日本のweb混迷期に個人ページをバズらせ、web→書籍を展開し、今はLineスタンプでバズっている、という本人もおっしゃていたがよく分からない(ほど凄い)人だということをその場で初めて知り、かつそのトークにどんどん惹かれていってしまいました。
LINEクリエーターズスタンプ販売開始 エヅプトくんスタンプを売ってみた反応まとめ - NAVER まとめ
「自分は普通の人間だけど、天才と呼ばれる人たちに勝ちたい。だから勝てる戦い方を考えて、そこに命をかける」
大学で講演した際のスライドを使用して吉永さん自身の戦い方のお話をされてましたが、しきりに出てくる「僕は普通の人だから」「1位になれない人間だから」という言葉。
事実に即しているかは置いておいて、自分の基準値を決して高いとは言えない位置に置いた上でそこから1位を目指すというスタンス。お話を聞けば聞くほど本当にこの人は「勝ちたい」んだなぁと思ってしまいました。思わず後ろの女性が「どうしてそんなに勝ちたいと思うんだろう」と口から漏らすのを聞いてしまうほど。
実際に結果を出されていることからも分かる通り、本当に"勝つために無駄なもの"をそぎ落とされているようで、
「どうして本業で1位になろうとしている他の人は副業の吉永さんに勝てないんでしょうか?」という質問には「命をかけてないからです」と即答する徹底ぶり。
ぼーっと思ったのは方向性的には御堂筋くんみたいなマインドだなぁと。
勝つために無駄になるものは可能な限り削ぎ落とす。かっこいい。
2. "勝てない"自分の戦い方
特にハンマーで殴られたような衝撃をくらったのは「僕は1位になれないタイプの人間だから」という言葉。
僕も自分はまさしくそのタイプの人間だと思っているからです。
他人から見れば小さなことですが、部活/資格/受験/事業と勝ちたかったものには悉く勝ててこなかったことからそう思っています。
人生の中の自己最高順位は2番。小さくて下の方のカテゴリの中での2番。
新卒の採用面接では「誰よりも負けているから強いです」と口から出てきましたが、やっぱり僕も勝ちたいのです。勝てない人間だからこそ。
そう考えたときに吉永さんの考え方は非常に学びに溢れてました。
「メジャーなジャンルで正攻法では勝てない」これは僕の人生上の結論です、今時点の。
僕は変化球を磨くしかないのです、誰も手を出さないような。
きっと格好良くはないけどもう僕がここから勝つためにはそれしかないように思うのです。
PENTAX MX + smc PENTAX-M 55mm F1.8
そうして僕がすべきなのは「命をかける」程真剣に打ち込むこと。
3. 有限なリソースをどう使うか
じゃあ、「命をかける」程真剣に打ち込むとは何をすればいいのだろうかと考えました。
「打ち込む対象に対してノイズが乗らないよう没入して真剣に打ち込む」や「ひたすら数をこなす」など幾つか思いつくものの、そのどれもまだ抽象的に感じたり、程度としては足りなく思ってしまう。
そこで思いついたのはもう少し「詰め込む」こと。
具体的には、誰にも平等に配られた1日24hというリソースをできる限り「なにかに打ち込む」ことに全振りをしてしまうこと。
やりたいことに対して誰よりも欲を出して、24hの中に詰め込んでしまおうと。
何も手を動かさずに努力の仕方、方向性を脳内で論ずるより余程有意義だと思ったのです。
まず始める。そして完結させてみる。次にそこからのフィードバックで打ち込む方向と方法を徐々に修正していけばいい。
そのために削れるものなんて、上手くやればいくらでも捻出できそうに思えたのは最近読んだエントリのおかげですが。
仕事をしながら勉強を続けるための7つのポイント - かみんぐあうとっ
終電=定時だったわたしが勉強時間を確保するためにした1つのこと - インターネットの備忘録
今の1日を洗い出してみると無駄なものはいくらでも出てきます。
それを一つずつ、勉強や制作に振ってやろうと思うのです。
なんて、本当に青くさくて"意識高い"エントリを書いてしまいました。
"意識高い系"を滑稽に思う方からしたら本当にアレルギー発症するレベルの文章だと思います、自分でも読み直して「痛いなぁ」って思いますから。
でも、この感じは日本縦断を決めた時に似ているように思います。感覚的にですが。
うまくいけば「勝てそう」になって、「面白そう」になる匂いがします。
うん、ちょっとやってみよ。