フジとMUSEと散文的な吐き出し。
どうも、僕です。
昨日は満身創痍で内容のうっすい日記を書いてしまったなあと反省をしているところですが。。。
フジロックすっごい良かったです。本日終日いつものように働いていましたが、昨日までの祭り気分が全く抜けずに仕事しながらずっとうわついてました。うわつき過ぎてなんかちょっと日本語で喋れてた自信がないです。ちょっと真面目な会議の場で「ふぁんふぁんふぁ〜」みたいなこと口にしてた気がします。
今年の一番の目的は「MUSE」でした。
「MUSE」と僕
MUSEというバンドは僕にとって少し特別なバンドだったりします。
特別というにはあまりにも後追いなのですが、、、MUSEとの出会いは高校3年生の頃にTSUTAYAでレンタルしたアルバム「Showbiz」でした。
高校の頃は絵に描いたような90〜00年代UKロック好き人間だったので、BlurやらOasisやらから入ってArctic MonkeysとかBloc Partyでドコドコした音楽をiPod nanoでひたすら聴いていた気がします。
そんな中で当然ポストロックとしてRadioheadにハマり、なんじゃこの変な音楽は!?カコイイ!!!って。じゃあRadioheadみたいなバンドを探しちゃおう!ってことで手を出したのがこの「Showbiz」です。
ただ、、、このアルバムの前編を通してなんか暗くてはっきりしない雰囲気がなんとなく苦手で、「ああ、MUSEってなんか暗いだけのバンドなんだなぁ」って思ったまま避けるようになってしまいまして。。。
そこからしばらくして大学2年の頃。僕は一浪しているので3年後ですね、で大学の授業に出る気が起きなくてなんとなく家でYoutubeやらニコニコをさまよっていた時にMUSEに再度出会いました。「Hysteria」という曲で。
衝撃でした。それ以外のなにものでもない。
当時ははThe musicやThe verveを部屋で流しながら「歪んだギターってかっけー」みたいに漠然と思っていた時期だったこともあり、家のパソコンディスプレイが見せつけてくる圧倒的なライブパフォーマンスと楽曲の格好よさ、そしてなにより狂気みたいな奇行に惹きつけられて一瞬で虜になってしまいました。
MUSEってこんなバンドだったんだ!
授業に行くのも忘れて「MUSE 動画 LIVE」で検索する日々。。。よく一緒にバンドを組んでいた友人連中に動画を見せて「良くない?」「いいでしょ!!」「こんどこれコピーしようよ!!」って勝手にテンションが上がっていく僕。
Muse - Time Is Running Out [Live From Wembley ...
そこからは毎日MUSEばかり聴いて、MUSEばかり弾く日々でした。ライブのアレンジを真似したり、ギターを改造してFUZZを埋め込んだり。。。
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フジロックにMUSEがやってくる!
そんな日々を過ごしている中、「ビッグニュースだ!」って仲間内の一人がURLを送ってよこした。
fuji rock fes 2010のヘッドライナーがMUSEだ!!行くっきゃないね!夏フェスの知識なんて当時はBSの特集でやってたサマソニのダイジェストくらいのもので、ほぼゼロに等しかった。人生初のフジロック。しかもヘッドライナーがMUSE!!
大学生6名でなけなしの金を出してレンタカーで日帰りの旅。もう無茶でした。明け方に苗場について、車中泊もできるスペースがないから何人かは駐車場の砂利の上で寝たり、ボンネットの上で寝てみたり。昼を過ぎる頃には体はボロボロ。おまけに夕方前から雨が止まない。
もうクタクタで帰りたいと思ってくじけそうになってた僕らを支えていたのは「MUSEが僕らの前にやってくる」ただそれだけのことだった。
朝から立ちっぱなし踊りっぱなしで足は痛い、腰も痛い。みんなとはステージの前ではぐれたし、人は多くて気持ちが悪いしで心がくじけそうになった時。。。
雨が止むとともに怪しげなSE、一目で変人とわかるシルエット。
MUSEだ!!
MUSE Uprising Starlight Live Fuji Rock Festival ...
Muse - Knights of Cydonia (Live at Fuji Rock ...
夢みたいだった。身体が痛いとか、人が多いとか、そんなことはどうでも良くて。目の前ですごいエネルギーが爆発しているから僕らも負けずに声を上げる。人生で一番声を張り上げたかもしれない。グリーンステージはきっとすごい熱量だった。
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終わったあと僕らはずっと放心状態で、、、日本で、僕らの前で起こったことをずっと反芻していた。
社会人になって、、、もう一度夢をみる
そんな夢みたいな出来事は今は昔。人生の夏休みみたいな大学生活は一瞬で終わって、今僕はせっせとサラリーマンっていうものをやっている。仕事は日本のどこにいてもつきまとってくるし、毎日少しずつ「もやもや」が溜まっていく。たっぷり溜まった「もやもや」をどこに流せばいいのかなんて自分じゃ判断がつかなくて、たまにお酒に逃げたりする。そんな日々を送っていた。
ああ、社会に揉まれたって僕らはいつまでたってもご機嫌なダンスィーだったみたいだ。そりゃ行くっきゃない。
もうね、最高だった。
最新アルバム「Drones」からの曲はギターロックへ回帰しつつ、相変わらずキャッチー。そんな中でマシューもクリスもステージ上を端から端まで動き回る。昼間には広々と感じたグリーンステージがMUSEには狭く感じる。
超名曲Plug in babyのイントロが響き渡る。ギターフレーズに合わせて会場中が叫ぶ。ステージ中央でのマシューの背面弾きなんて2010年を思い出させる。
いろいろ溢れ出しそうになって、最後の最後アンコールのKnights of Cydoniaが途切れるまで声を出し続けた。
気持ちを散文的に書いてみたけどまったくまとまらない笑
[セットリスト]
1 PSYCHO
2 super massive blackhole
3 The handler
4 plug in baby
5 dead inside
6 Uprising
7 interlude
8 Hysteria
9 Munich jam
10 citizen erased
11 Apocalypse Please
12 Starlight
13 time is running out
14 Reapers
〈アンコール〉
15 madness
16 mercy
17 Knights of Cydonia
とにかく楽しかったんだ。夢みたいだったんだ。もっとバリバリ生きてやろうって思ったんだ。
そういうことだからこちらからは以上でーす。
2015.8.14 当日のフィルム写真があがってきました。こちらもぜひどうぞ。
[以下、テンプレ]--------------------------------------------------
「flickr」始めました。(ちゃんと弄り始めました)
たまに更新します。ブログに載せる以外の写真がたまに載っております。
ぬーんと眺めてやってください。