銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

拗らせたっていいじゃない、二眼レフで写真を撮ろう。

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どうも、僕です。

二眼レフという種類のカメラをご存知だろうか。

 

いま世の中を席巻している一眼レフじゃない。

そう、天狗状態のコスプレイヤーに「フルサイズ(高くてハイスペックなカメラ)じゃないなら撮影はいいです(笑)」って言われる一眼レフじゃない。

 

二眼レフだ。

 

聞いたことがある方もない方もいるだろうからサンプルで見ていただこう。こんなカメラを二眼レフという。(写真はRolleiflex)

 

Unusual Composition, Flower and Rolleiflexwww.flickr.com

 

Rollei Queen & Rolleiflex 2.8GXwww.flickr.com

 

それぞれ手元に持つカメラのような物体には上下に二つレンズが連なっていて、まるで信号機のようになっている。それを腰から胸までの間に構えて上から覗く形で撮影をするのだ。

 

そう、レンズが二つあるから二眼レフ

 

一と二は大きな差がある。その昔「なぜ2じゃいけないのですか?」とのたまわった政治家がいるらしいが、その方に声を大にして言いたい。

 

「一眼レフなら測光はダイレクトで出来るし、被写界深度のプレビューもできる。何より二眼レフにはパララックスが出るから近接撮影は不得意だろうが!!」と。

なお、僕はその件のなぜ一番じゃなければいけないのですか?については少し怒っている。

 

話が逸れた。

 

ともかく二眼レフという種類のカメラがあるのだ。そしてその二眼レフは、一眼レフが出来る前に主流だったわけで、機能的には現在の主流である一眼レフの方が優れている部分が何点もある。けれども、オールドファッション気味で素敵なデザインや、上から覗くというスタイルに心惹かれていた。女性が手に持つといい感じのそのカメラ。ちょっとサブカル臭のするそのカメラ。そう、少し前から僕はそのカメラに憧れていた。

 

中判のフォーマットで撮影をするとき必然的にアイレベルファインダーかウエストレベルファインダーのどちらかになる。スナップならウエストレベルの二眼レフが丁度いい。だってアイレベルの一眼レフは被写体に「いかにも撮ってるぞ」感を伝えてしまう。街なかで一眼レフを構えてる人の前を通る時はなんか居心地悪いじゃない。でも二眼レフならカメラの上から覗くだけだから自然な状態で撮影できる(なお、ハッセルは買えないw)。首から下げたカメラを通して世界を覗きながら散歩をするには最高のカメラだと思う。首から素敵なデザインの骨董品をぶら下げて小粋に散歩を楽しむのだ。うん。だからなんとか手に入れたい。

 

けれども、上にあげたRolleiflexは高い。中古でも無事に動くものはちょっとシャレにならないくらい高い。迂闊に手を出すと三ヶ月ほど白湯だけを摂取して生きていかなければいけなくなる。流石に先日の断食とかそういうレベルじゃなく死ぬ。

確かに二眼レフといえばローライ。ローライといえば二眼レフ。まぁでもそこは少し視野を広げてみようと思う。

 

国産二眼レフという選択肢

http://f.st-hatena.com/images/fotolife/i/ino_null/20150911/20150911004807.jpg

さて、そんなわけで白羽の矢が立ったのは"MinoltaAUTOCORD(ミノルタオートコード)"というカメラ。ミノルタといえば今はコニカミノルタとしてコピー機なんかを作っている日本のメーカーだ。カメラブランドは今はソニーになっている。そのミノルタが作っていたカメラだ。

他にも国産二眼レフとして選択肢はいくつかあった。yashicaflex、Mamiyaflex、Ricohflexなどなど。。。

ただその中でweb上で「写りが良い」ととにかく評判だったのがこのオートコードだった。こりゃもう狙うしかないね、って思ったところその日に運良く手頃なものがオークションを流れているのを発見。。。落札笑

 

阿呆と呼んでくれて構わない。

 

手元に

さて、手元に来たこの二眼レフ。一度フィルムを入れて試写をしてみたことは以前書いた。

ino-null.hatenablog.com

 

そのあと、このブログからオートコードの名前はぱたりと出なくなった。使わなくなったのか、無くしたのか、はたまた使うに値しなくなったのか。

実は全くそんなことはなく、、、壊してしまった。。。笑

 

このカメラのアキレス腱であるフォーカスレバーが劣化でもろくなっており、あっさり折れてしまったのだ。(写真は修理をお願いした昭和カメラサービスさんから拝借)

 

http://showa-camera.sakura.ne.jp/sblo_files/showa-camera-service/image/IMGP2560.JPG

わかりづらいかもしれないが、レバーが根元からポッキリいっている。

 

その修理待ちだったため、使用もできず、報告もできない状態だった。

それが先週末に修理が終わり手元に帰ってきた。オーバーホールまで終わり、中もクリーニングをしてもらったので、心配事はなくなったこのカメラ。

 

取り替えてもらった破損パーツはかなり劣化してもろくなっており、カメラを返却してもらう際に説明を受けながらいじっていたら簡単に砕けてしまった。

これには修理してくれたおじさまも苦笑い。

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経年劣化とはいえ、アルミダイキャストってこんなに脆くなるんですね。

いずれにせよ、修理のおかげでカメラは使えるようになった。

 

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さて、手元に来てから1ヶ月以上かかってしまったが、ようやく二眼レフをぶら下げて散歩に行けることとなった。

この秋の写真はまだ撮り足りない気もするので、月末に千葉にでも足を伸ばそうかと思う。小湊鉄道沿いか、外房あたりが楽しそうだ。

 

月末にはそんな写真をブログに載せてみようと思う。

あと、機会があれば地元千葉の写真をどこかにまとめてしまおうかなんて考えている。

とにかく先が楽しみだ。

 

 

こちらからは以上でーす!

 

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