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銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

ゆとりが原付で日本縦断をした2日目。冒険の予感のするフェリーに乗る。

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どうも、僕です。

ino-null.hatenablog.com

 

 

旅に出て二日目。
人生初めての野宿の朝。気が付いたらテントの中では銀マット一枚で寝ていた。

当時のメモには「背中が痛かった」と書いてある。
今思うと旅全日程を通してその認識はないので、やっぱり身体がまだ旅人になっていなかったんだと思う。

モゾモゾとテントから出たのは朝の6時半。
お店の営業の邪魔になる前に出発をしなければいけない。


この日は大きな目標がある。
大洗の港からフェリーに乗船し、北海道へ出発するのだ。
"日本縦断"なのだから本来の出発地点は最も北の都道府県、北海道がスタートにならなければいけないと思っていた。


チケットはwebで既に購入してあったので、あとは向かうだけ。

さらにフェリーの出る大洗はすでに同県内なので目と鼻の先である。

 

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まずは落ち着いて朝食をとる。この頃はまだ食にもこだわりはなく、安ければいいと思っていた。前日にコンビニで買っておいたツナマヨおにぎりをほおばる。

 

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この場所で野宿を許可してもらったお二人(兄妹らしい)には、前日夜に「なんでもいいですから是非!」と言ってコメントを書いてもらった。

励まされるコメントを頂いて少し元気が出る。ありがたい。

 

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せっかく旅の初日に優しくしていただけたので、「ありがとうございました」を伝えたかった。時間までここに留まることはできないので、せめて置き手紙をしておく。

 

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さて、二日目の旅を開始する。

駐車場を発ったのは朝の8時前。風は涼しいが、すでに日差しが厳しい。

軽く霞ヶ浦を舐めてから、茨城県内を西へ進む。

 

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冒頭に書いた通り、この日は大した距離を進まなくていいはず。

初日は慣れない中、休憩を削って150km以上進んだが、そんな無理をする必要もない。

 

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何回かに分けて休憩をとる。

街を進んでいる時にはコンビニは本当にありがたい。

旅にこなれてきてからはほとんどコンビニに寄らなくなるが、この日はなんと1日に4回も寄っていた。きっと暑かったんだろう。

 

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それにしても、走行中の写真は夏の空が印象的だ。

雲が高く、縦に積み重なる。

 

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二日目にしてこの旅初めての給油をする。

 

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この時期、僕のVOXはだいたい1Lで30kmは進むことができた。(ほぼ新品だったし夏だkらね)

1日一回給油ができればそれで十分足りる。原付だからとびっくりされるが、意外と長距離の走行も問題はないのだ。

 

 

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改めて、2県しか変わらないのに、前日の東京とは明らかに風景が違う。

道も広く、初心者でも十分に走りやすい。

というか東京がおかしかったんだろう。旅中はほとんどこんな感じだった。

 

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この時点でまだ昼前。

フェリー乗り場のある港には15時ごろに到着すれば十分間に合う。進度からいうと余裕だった。

休憩できそうな場所も見つけたので、前の晩にテントで更新した動画のコメントを確認して、この日の動画の準備を進めることにする。

 

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こんな日に、少しでも日差しを避けられるスペースはありがたい。

何せ空がこんなに綺麗なのだ。照りつけるエネルギーも尋常じゃない。

 

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ニコニコ動画にアップしていた動画に数件コメントがついていることを確認して、まずは少し安心する。よかった。見てくれる人がいるんだ。「楽しみにしてる」と書いてくれる人がいるんだ。

 

 

休みたかったのはもう一つ理由があった。

何も考えず半袖で家を出たせいで、腕の日焼けが限界になっていた。

 

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日焼けというレベルじゃない。低温やけどしていた。

塗り薬も、日焼け止めも持っていないため、蛇口からの水で気休めに腕を冷やす。

旅に出た以上、手元にあるもの、周りにあるものだけで何とかやっていかなければいけないのだ。自分のミスは自分で始末をつけなければいけない。

 

いずれにせよ、フェリー乗り場で何か考えることにし、再出発をして海を目指す。

 

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あまりにも風景が変わったので、一旦バイクを止める。

海が近いのか、だんだん開けてきた。

 

ちなみに走行中の写真は、下のようにハンドルに巻きつけたゴリラポッドにデジカメをつけて"インターバル撮影機能"で自動撮影していた。

 

JOBY ミニ三脚 ゴリラポッド マグネティック ブラック/レッド 001513

JOBY ミニ三脚 ゴリラポッド マグネティック ブラック/レッド 001513

 

 

 

 

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あたりを見回せば一面青々とした田んぼだ。

自宅から連続のこの風景を目にして、本当に少しだけだけど、自然に口角が上がっていた。

実家の風景に似ているのに、特別でもない風景のはずなのに。

 

自分の意思で、自分の力で日常と違う風景が見れたことに興奮してしまったのかもしれない。

 

ようやく、「僕は旅をしているんだ」という事実を受け入れ始めてきた。それが嬉しい。

 

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そこから少し走ったところで、大洗の港に到着をした。

人はまばらで、はっきり言って寂れていた。(まだガルパン放送前だしね)

 

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フェリーの受付まで、まだ時間があった。

朝から何も食べていないことに気づいたので、何か食べよう。たしか「港なんだから海のものが食べたい」などと思ってさまよい歩いた記憶がある。

※ばっちり朝食べてたw

 

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港近くにショッピングセンター?のようなものがあった。(こちらにも人がいないけど)

面喰らうくらいそれ以外に店がなかったので、ここで出発のための食事をとる。

門出を祝うようなものがいいと思っていた。

 

魚はないだろうか。僕は魚が食べたかったらしい。(今でも阿呆だと思うが、バッチリこの気持ちがメモしてある)

 

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何がそうさせたのかわからない。自分の思考回路が追えないのがすごく悲しいんだけど、旅から3年後の僕の手元に残っているのはうどん屋さんの写真だった。。。

 

まぁうどんおいしいよね。

 

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大洗のわかめと水戸の梅のおうどんだろう。これはこれで美味しそうだ。

数々あるメニューの中で「大洗」「水戸」と名前のあるうどんにしたのは、ちゃんとその土地ごとのものが食べたかったことの表れだと思う。

 

この頃の自分に声をかけられるなら「その選択は間違ってない」と言ってあげたい。

全編を通して結構美味しいものを食べた旅になる。

 

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北海道の苫小牧まで僕と相棒の「おまる」を運ぶフェリーがこれだ。

フェリーの大きさの標準がわからないが、今見ても大きい。

 

田んぼの道で感じていたワクワクがこの日ここでピークになる。

今からこれに乗る。旅の出発点に向かう。そこに自分を知っている人、飲み会に誘ってくれる人はいない。何も考えずに楽ができる場所はどこにも用意されていない。

自分の求めていた「冒険」っていう、あいまいなものがこの船に乗ってついた先にあるかもしれないと思うと、胸が高鳴った。

 

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夏の北海道といえばツーリング、サイクリングのメッカ。流石に原付は少ないが、僕の相棒同様に荷物を詰め込んだバイクがずらっと並ぶ。

 

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決して見れた写真ではないが、逆光に輝く僕の原付が、なんとなく格好いい。

そうだ、これから僕は旅人になるんだ。

 

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僕のこの日の宿。

メモには一言、「カイジみたいだな」って書いてあった。エスポワールか。船ってことしか合ってないな。

 

隣同士のおじさんやお兄さんもツーリングをする人なんだろう。それぞれ旅をする格好をしていて、それが板についている。

半袖Tシャツだったのは僕くらいだ。

 

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出航。

 

目的地の北海道に着くのは次の日の昼過ぎになる。だいたい丸一日くらいだ。

船の中の売店は高い。コンビニで買っておいた夕飯を食べる。

 

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船の中ではお風呂にも入ることができる。

旅の汗を流して、一息つく。明日は北海道。「冒険」がスタートする。

 

旅のプロローグはまだ終わらない。

 

 

 

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