銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

【前編】ゆとりが原付で日本縦断した21日目。岐阜の絶景と白川郷の懐かしさで写真が進む!岐阜×世界遺産×白川郷

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どうも、僕です。

2012年に動画を投稿しながら一人でやった原付日本縦断の振り返りも21日目になりました。この日もシリーズを更新していきましょう。

ここまでの道程は↓からどうぞ。

ino-null.hatenablog.com

 

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この日は岐阜県高山の「桜 ゲストハウス」で起床。市の中心からは少し離れるけれど、古い木の雰囲気が漂うどこかお上品なゲストハウスでだった。疲れて即寝てしまったけれど、時間をかけてもっとお宿を楽しめばよかったかなぁとも思う。

高山 安宿『桜ゲストハウス』

数日ぶりのベッドだったので、twitterにもある通り早寝遅起きの爆睡をしてしまった。

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前日にギリギリ岐阜県入りしたので、まだ岐阜県観光はしていない。この日は岐阜でどうしても行きたかった、世界遺産白川郷と、高山の古い町並みを見て回りたい。県内を相棒の原付で走り回ることになりそうだ。

8:30頃には宿をでて、まずは白川郷へ向かうことにする。

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道脇の藪の中で朝からおじさんたちが働いている。何をしているのだろう。

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iPhoneのマップでナビを確認しつつ、目的地までの距離と時間を見積もると午前の大半は移動になりそうだ、そうなるとなかなか大変な移動になりそうなので、早いうちに朝ごはんを食べておきたい。途中道の駅を発見したので、そこで朝ごはんを調達しよう。

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夏らしい風景が広がる素敵な道の駅だ。旅をしながら南下しているが、旅の風景が俄然夏になっていっている気がする。

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ここでは揚げ餅と、

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飛騨牛カレーぱんをぺろっといきました。飛騨牛か。。。がっつりお肉をたべてみたいねぇ。

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そして勢いで旅のお供、お守りとしてミニさるぼぼさんを購入。飛騨といったらさるぼぼさんだよね。こいつはiPhoneケースにぶら下げて旅中ずっとブラブラしてもらうことにした。

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道の駅の周りには涼しげな川や、大きなそばひきのための水車も。この辺りは素敵な雰囲気だ。白川郷は結構な山奥なので、自然と山を登って奥へ奥へと行くことになるが、それに従い周りの風景はどんどん素敵になる。写真を撮るのが楽しい場所だ。

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毎度思うのだけど、街中をたらたら走るための原付のスクーターでよくもまぁ、こんな場所まで来たものだと思う。こういった風景を途中途中ぼけーっと眺めることで、「自分の目で見て感じる」というこの旅の大きな価値を噛み締める。

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さて、道の先に特徴的な「合掌造り」が見えてきた。もう少し行けば白川郷だ。

合掌造り - Wikipedia

 

お昼前になんとか目的の白川郷に到着。観光の人が多く、駐車場は車で飽和している。順番待ちの渋滞が出来ていた。こういうとき駐車場に振り回されない原付旅だと楽でいい。とにかく観光をしたい気持ちはあるのだけど、この時点で太陽は天頂に登ってしまった。どこかでお昼ご飯を食べよう。

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そこで選んだのは「お食事処 いろり」。合掌造りの伝統的な家屋の、どこか懐かしさを感じるお店だ。

tabelog.com

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飛騨牛が食べたい...カレーパンだけじゃ満足できない!」ふるふると湧き上がる感情に引っ張られて飛騨牛の陶板焼き定食を注文。

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どうですか、この豪華さ。お蕎麦やお魚まである!主役の飛騨牛がじわじわと焼かれている間、お新香や山菜に舌鼓をうつ。どれも落ち着いた優しい味がする。

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そうしてお肉が焼き上がった!ふふふ、牛肉ですよ飛騨牛ですよ。陶器の板の上でじわじわを火が通ったお肉が輝いている(ように僕には見える)。一緒に焼かれたお味噌の香りが漂って、思わずよだれが出そうになる。ご飯を頬張りつつ、一緒にいただくお肉は最高だ。そうして何より、この体験を合掌造りの家の中でしているのが夢のようだ。お店の雰囲気も良く、数倍美味しさがブーストされているのかもしれない。

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食後にはお菓子とお茶をいただいた。

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いくつかアイテムをゲットし、いよいよ世界遺産白川郷観光をしよう。

(なお、原付はいろりさんに交渉し少しの間だけ置かせてもらえることになった)

shirakawa-go.org

村の家屋や雰囲気を楽しみながら、ブラブラ散歩をしていくことにする。素敵な雰囲気にシャッター回数も増えて行く。

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夏の田舎って雰囲気だ。僕自身はこういう田舎で夏を過ごした経験はないのだけれど、何故か懐かしさを感じる。遺伝子レベルで日本の原風景っていうものが刻み込まれているのかもしれない。

 

街の高台が展望台になっているらしい。坂を登って見に行ってみよう。

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おお〜。思わず声が出てしまうくらい素敵な眺めだ。のどかで懐かしい。

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いくつかの家屋は実際に中を見学できる。村の中は蝉の声がこれでもかと飽和していて、田舎独特の騒がしさがあるのに、家の中に一歩踏み入ると「しん」っとした雰囲気に包まれる。静かさがうるさい感じだ。

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村とはいえ、観光地になっているのでそこらにお土産屋が点在している。

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どぶろく羊羹」か。。。日本酒大好き勢としては何としても一口いただいてみたい!!!...が原付の運転がありますのでね、、、断念するよ。

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観光客は多いけど、こんな雰囲気の場所でずっと暮らしてみたいなぁ。

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一旦訪れたら、ここが特別な場所だと感じることができた。大好きな場所だ。

人生であと何回かは来てみたいなぁ。冬に来て雪の景色を目に焼き付けるのも良さそうだ。3年経って写真が趣味になった今ならもっと楽しめる場所なんだろうなぁ。

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懐かしさと穏やかな気持ちの余韻に浸りながら、行きとは別の道を通ってまた高山へ戻ろう。

この日の後半は高山観光だ。

 

【次回予告】午後は高山の古い町並みを楽しむ。そして温泉で締め!

 

後半へ続く。

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