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銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

【前編】ゆとりが原付で日本縦断した25日目。奈良はこんなにもパワーをもらえる土地でした。明日香村×長谷寺×鹿だらけ

どうも、僕です。

遡ること3年くらい前、2012年の夏、僕は原付で一人日本縦断の旅をしていた。これはその時の振り返り日記。なんでもない僕のバカバカしい旅の記録。

 

ino-null.hatenablog.com

 

8月24日の早朝。前日に豪雨の中逃げ込んだゲストハウス「虹のたね」で起床した。このお宿、ありがたいことに朝食が付いていた。この旅でお邪魔したゲストハウスの大半が2,500円くらいで一泊素泊まりが相場だったのだけど、このサービスはありがたい。久しぶりのしっかりした朝ごはんを食べながら、マスターとだらだら話した。ここまでの旅のこと、マスターのしてきた旅のこと、本当に色々なことを。特にマスターが屋久島で暮らしていた時の話は本当に魅力的で、この先で時間と予算さえ許せば是非とも訪れたいと思ったものだ。自由気ままでだらけがちなこの旅だからこそ、朝がきちんとそこにあるというのは、なんか幸先が良くていい気分になってしまう。

 

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さて、奈良は何を見て回ろうか。。。鹿とか...大仏とか...そんな感じだろうか。「なんかいいものありますかね?」そんな相談をマスターにすると、「是非とも明日香村を見た方がいいよ」とのこと。曰く、観光地化されていない奈良県の魅力が十二分に味わえるらしい。奈良の魅力か...ちょっと正直ピンとはきていないけど、自分が見たことのないものを見れそうだ。午前は明日香村を見て回ることにしよう。

 

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少しだけいつもよりゆっくりとした朝を楽しんでから、一晩お世話になった虹のたねを発った。すっかり僕は旅人色に焼けていた。この日も日差しは強そうだ。

 

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歴史が日常に侵食されている村

原付で鼻歌まじりで30分。あっという間に明日香村に到着した。陽はまだ高くは登っていない。外に出ている人もほとんどいないから、静かに一人の観光を楽しめそうだ。

 

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この明日香村は、はるか昔、藤原京などの都があった土地らしい。どうりで。。。

どうりで、というのは僕から見てこの村はどうも、変なのだ。何が変かって、村と遺跡が近すぎる。畑の裏に遺跡がある。遺跡の向こうで洗濯物干してるお母さんがいる。はるか遠い時代に想いを馳せようとしたら、軽トラックにクラクションを鳴らされる。なんかこう...あるだろうよ、ロマンとか風情とかさ。そういう心ときめくものに"日常"が侵攻してきていて、なんだか思わず笑ってしまう。バカバカしいとかじゃなくて、微笑ましくて仕方ない笑

 

村自体は自転車があればスイスイっと見て回れるだろう。見どころも多いし、それが辺りに散りばめられている。僕は幸い原付だから、苦もなくこの村の中を移動できる。スイスイっと神社・お寺・遺跡を見て回ろう。

 

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散々とささやかだの、微笑ましいだの書いたが、実際に朝の静かな時間に神聖な雰囲気が漂う神社仏閣を回るというのはなんとも楽しいものだった。とにかく見るものが多いのだ。少しでもそれぞれの遺跡やお寺の由緒なんかを知識として持っていたらもっと深く味わえるんだろうなぁというところだけが少し悔しい。

 

特大スケールの寺に登ろう!

 

明日香村で朝の静かな時間を楽しんだら、そこからまた少し原付で走って次の目的地を目指すことにした。いろいろな神社仏閣を見て回る度にだんだんテンションが上がってきたから、もっと派手なお寺に行ってみたいと思ったのだ。iPhoneで周囲を探してみると、奈良の市街へ行く途中に「長谷寺」というとにかく大きな寺があるらしい。勝手に盛り上がった僕の気持ちに応えるためには、そこに行ってみるしかなかろうよ。

 

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数十分原付を走らせて長谷寺に到着。途中とにかくアップダウンが激しかった。平坦な明日香村とは大違いだ。ひょっとして結構な山の方に来ているのだろうか。少し外れたところにある駐輪場に原付を止めて、ここからは徒歩で回っていくことにする。大きいと評判の長谷寺はすぐに見つかった。

 

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門が大きい!この門だけで、明日香村にあった神社1個分くらいあるんじゃないだろうか。この奥にはさぞ、立派な本殿があるんだろう...

 

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坂。

 

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超坂。。

 

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ものすごく超坂。。。

おかしい、結構な段数を登っているのに全く本殿が見えない。本殿の存在を疑うレベルだ。これ途中でタヌキが横から出てきて「おいらの術の所為だよ♪」ってなって案外しょぼいお寺が姿を表すとかそんな感じにならないだろうか。だって遠いし長いし、坂がキツイんだもん。

 

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ようやく本殿。。。とちょっとその前に寄り道だ。僕の旅では毎度そうだけど、お寺か神社に来たらね、おみくじを引くと決めているのですよ。

 

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西日本編の先行きを占うためにも、ここはいいアタリを引いておきたいところ。ちなみにここまでは最高で"末吉"と非常に微妙な感じだ。そろそろ大吉が来ても良いんじゃないかな。さぁさぁ、神様仏様、朝方からコツコツお参りをした僕に運をくださいな。

 

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吉。。。なんともリアクションの取りづらい笑 まぁね、そのうちね、大吉でも出るんじゃないかな、なんてね、うん...悔しくなんてないんだから。

さてさて、ここがこの長谷寺の本殿。中には立派な本尊が収められている。

 

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京都の清水のような舞台に立つ大きな建屋。この建屋だけでも相当に大きいのに、本堂の中にはこれまた立派な観音様が立っている。ちょっと大きすぎて全体の大きさがよくわからなかったのが正直な感想だ。ただ、並々ならないオーラみたいなものを当時の僕は感じたらしい。↓のようなツイートが残っていた。

 

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「ちょっとがんばろ」っていういかにも偏差値の低そうな物言いだけど、きっと刺激を受けたんだろうなと解釈している。ここはそういう立派さに刺激を受けられる場所なんだ。

 

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敷地内の塔の周りは夏の緑が生い茂って、生き生きと生命を感じられる。この長谷寺は紅葉の名所でもあるらしいから、一番良い時期にはこの緑が一面紅に染まるんだろう。夏に来たことを後悔したわけじゃないが、少し悔しくも思った。是非とも秋に来てみたい。お寺の中の散策を終えたら、参道で少し休むことにしよう。この日も例外なく外が暑い、何か涼めるものを探して歩く。

 

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立派な参道の中でひときわ立派な宇治金時の抹茶かき氷を見つけた。これは食べずにはいられないだろう。なにせそとは猛暑を超えて酷暑。そんな中を小一時間直射日光に当たり続けて歩きまわったんだ、そりゃあかき氷を求めるさ。初めの一口は本当に美味しかったなぁ。

 

市街地は鹿だらけ

 

ここから1時間ほど原付を走らせて奈良駅へ向かう。確か近鉄奈良駅かな。というのも、この日お昼から人に会う約束をしていたのだ。この当時僕はギリギリ大学4.5年生だったのだけど、前年に就職して奈良に配属されていた同期が一人いた。彼の働いているところを冷やかしで訪れようと思って連絡を取ったら「やめろ」と言われたので(当然だよねw)まぁランチで許してやるかなんてことになった。彼とランチをするために市街地へ原付を飛ばす。

 

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(この写真を動画にしたのだけど、「カマっぽい」ってコメントがついていた...確かに)

 

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ランチは駅周りのお茶漬けのお店に入った。頼んだのはたしか豚茶漬け定食。肉厚な焼き豚から上品な香りがする。お漬物も美味しかったし満足だ。ランチをした彼からは社会人1年目の他愛ない話なんかを聞いてケタケタわらった。僕が4年生の時に就職するって道を選んだらそんな感じになるのだろうか。もしもを考えても仕方ないのだけど笑 数十分程度の再会だったけど、旅に出る前のこと、大学の時のことを思い出してなんだか少しだけ懐かしくなった。

 

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彼は午後からまた仕事らしいので早々に別れたが、僕は午後の時間を使ってもう少し奈良を見て回りたい。駅の周りには楽しそうなものがなかなか密集していそうだ。原付を止めて、ここから市内観光にしよう。

 

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ぜいたく豆...とは?笑

 

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めっちゃ鹿がいる...めっちゃ見てくる。(5分間ぐらい見つめあった)

 

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あれがかの有名な鹿せんべい...って鹿が購入者を狙ってますやん。これ買ったら即「くれよ!せんべいくれよ!買ったんだろ!?」ってなるパターンですわ。ていうか鹿と人が近くないですかねぇ。普通に道の真ん中を鹿が歩いたり、人並んで横断歩道渡ったりしている。町に慣れすぎでしょ。もはや鹿が気安いもん笑

 

このあと、さらに鹿と触れ合うことに。

 

後半へ続く→