銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

ゆとりが原付で日本縦断した28日目。ニシンってそばにできるよ。京都×下鴨神社×琵琶湖

 

どうも、僕です。

2012年の夏に原付で一人日本縦断をしていた時の振り返りシリーズです。ちょっと最近更新ないよね、みたいに言われちゃったのでできる限り、頑張っていきましょう。

 

ここまでの更新はこちらの記事参照。それぞれの日のリンクも更新中。

ino-null.hatenablog.com

 

前日深夜まで鴨川デルタで飲み会をして、帰って来たのは朝方日が昇る頃。できるなら一日中寝ていたいけど、旅の資金も有限なのでそんなに時間もお金も費やすわけにはいかない。簡単に数時間寝てまた出発をしよう。

 

 

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出発は8時9時ごろ。はっきり言って前日のお酒が残っているし、朝のさわやかを一ミリも感じない。

 

実に1日ぶりの原付。この日はつぎの県に突入したいと思っていたので、ごぜんのうちに京都市内で見ておきたいもの、体験しておきたいものをざっと回ることにした。

 

 

 森見ファンの聖地下鴨神社で涼む。

前回もちらっと触れたが、このころ僕は京都にかぶれ、森見登美彦を愛し、脳内アジアンカンフージェネレーションだったので、森見作品にゆかりのあるスポットを片っ端から見て回りたい気分だった。有り体に言って仕舞えば拗らせていた。

 

前日には先斗町をほろ酔いで歩いたわけなので、今度はシラフで楽しめる場所がいい。そう思い、下鴨神社へ向かった。

www.shimogamo-jinja.or.jp

 

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この下鴨神社、作品中では古本市の舞台として登場する。だいたいにおいてヒロインの明石さんや、黒髪の乙女が出てくる素敵な場所である。だから当然僕だって素敵なヒロインに出会えるものと思って突入した。。。おばあちゃんしかいなかったけど。

 

参道の糺の森は朝の日が漏れて光っている。まだ日も浅いので暑くもない(この旅は9月の頭なのれだいたい連日30度越え)、むしろ日陰が多くひんやり気持ちいい。

参道を抜けるといよいよ神社の敷地に入る。ここで一気に視界が広がった。思いの外広い神社だ。

 

深く時代を考察することもなく、なんとなくおみくじを引いてなんとなくお参りをする。なにせ二日酔いだから。前日が楽しすぎたからw ただこの辺りでは完全に脳内で「迷子犬と雨のビート」が鳴っていたね 、ファンとして当然だね。

 

 ニシンを食べよう、そばに入れよう!

 

さて、二日酔いの時、それを冷ますようにお腹に何かを入れたいものだったりする。どうせご飯を食べるなら不思議なものを食べてみたほうがいいだろう。せっかくだしここまで食べてみたことが無いものがいい。ツイッターである方が「ニシンそば」なる食べ物を教えてくれた。京都のある地域では有名なものらしい。よし、この日のご飯はニシンそばにしてみよう!

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なお、この間に琵琶湖は別に面白いものは無い、と教えられる。嘘だぁ、と信じられない僕。

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 そうこうやりとりをしているうちにニシンそばのお店に到着。どのお店かは忘れました。"京都"+"ニシンそば"で検索すれば何か出てくるでしょうよ。

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 ご覧の通り、ニシンを丸ごと甘露煮にしてお蕎麦に盛り付けている。インパクトはなかなかだ。味はご想像の通りまろやかで梅雨とそば粉(小麦粉)だけのタンパクさを吹っ飛ばすくらい美味しい。豊かな味がするって感じだろうか。なんとなくだけど、北海道1日目に食べたししゃもそばを思い出す。

 

ino-null.hatenablog.com

 

お腹も膨れたし、お酒もだんだんと抜けてきた。いそいそと山を越えて今度は琵琶湖へ向かってみよう。名残惜しいが、京都をこれで脱出することにする。また絶対に来よう、京都。

 

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実はこの日、ものすごく淡々と移動をしてものすごく淡々に見たいものを見て終わっている。そのくらい平和にタンパクに終わってしまった。そんな流れで峠を越えて琵琶湖のほとりへたどり着いた。大変失礼ではあるが、無駄に広い湖だった。

 

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湖をぐるっと回ると時間もかかってしまうんでなんとなく岸辺を歩いたら満足してしまった。だって本当に湖の岸しか無いんだもん。ちなみにボックスに書いていた「日本縦断中」の文字が小さすぎてよく無いという指摘を道行く人に受けていた。この日は比較的ゆっくり時間が使えそうなので、ダイソーで購入したホワイトボードを使ってPRボードを作成してみよう。何をかくそうこう言う落書きが好きだったんだ。

 

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恥ずかしいかな、この後満足してまた舞鶴方面の京都へ向かい、この日の旅を終えてしまった。美味しいものを食べて、なんとなく湖を見てぼーっとしかしていないw 次の日こそは満足度の高い旅をしようと思ったはずだ、当時の僕は。

 

 

休みつつ、こういうこともつぶやき始めている。毎日を何となくデジカメで撮影するようになって、写真撮影の魅力にはまってきたらしい。このころはもう少し我慢。今後僕の物欲はどうなるか。

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 なんてことを振り返りながら、このこの日は舞鶴の道の駅で野宿。次の日こそは僕の憧れのあの街へ向かおう。