銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

ブログを書く理由なんて自分の変化に合わせて変わっていくものだ。

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1,2年で僕を取り巻く環境も変わった。僕が変えたのかもしれないし、変えられたのかもしれない。

 

どうも、僕です。

ブログと僕の関係性について考えてみた。するとまぁ時期によって全然関係性が違うってことがわかってきて、きっとブログを始めてからのたった1,2年の間にも僕がどんどん変わっていったんだなぁとことがわかって面白い。始めの頃から僕のスタンスに注目して振り返ってみる。

 

始めは"吐き出すため"だった。

僕がブログを始めた頃の目的は単純だ。気持ちを殴り書きするためにブログを書いていた。会社の激務で身動きが取れなくなった結果僕の中に発生したヘドロみたいな気持ちを吐き出すために更新していた。そんな中で、ただ更新するだけではつまらないから一つだけテーマを決めてみた、それが銀塩日和の名前の元にもなっている"フィルムカメラ"だ。僕が見た一枚のシーンに、吐き出したい感情を貼り付けて投げ込むだけのものだった。

振り返って読み返すとびっくりするほどつまらなくて、残念すぎるないように今でも恥ずかしさで死にたくなる笑

 

 

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その後、写真を載せるモノになった。

そうやって感情直結で誰のためでもなく更新していたブログを見て、たまに写真についてのコメントなりブコメなりをもらえるようになった。このことでまた僕の更新する理由が変わる。見たものをフィルムでいっぱい撮ろう、それを一枚一枚丁寧に載せていって、じっくり見てもらおう、そういうものになった。独りよがりの愚痴ブログが、自分の記録や人に見てもらえる何かを載せる場所になった瞬間なのかもしれない。

  

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そうしたら、人とつながった。

写真を載せていくのは楽しかった。写真を載せて、「スキ」「キライ」「もっとこうしたら」みたいな言葉をもらうたびに、僕はどんどん写真にのめり込んでいった。そうしたら、ブログを通してtwitterでのやり取りなんかが増えていった。仕事の環境は一向に改善されないけど、別で起こっているこれは何かの転換点かもしれないと思って、意を決してそんな人たちと飲みに行ってみた。そうしたら、また世界が開けた。これまで直接会うことがなかった人に触れて、これまでの人間関係では触れてこなかったいろいろなこと(音楽、文学、酒、考え方、etc...)を教えてもらって、これまで矮小になっていた僕の視界が広がったのを感じた。

 

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いろんな価値観に触れ、「好き」を発信するようになった。

多様なものに触れて、刺激を受けまくっていた一方で、たまたま仕事の環境が急激に改善されてしまった。肩透かしを食らうくらい日常生活が健全になってしまったのだ。そうすると、これまで刺激を受け続けた結果僕の中でふつふつと溜まっていた思いを、おかげさまで存分に表現することができるようになってしまった。まるでタガが外れたみたいに。なるべくマジョリティに受けるものとか、経済活動につながるような記事を更新しよう、みたいな世間様の流れとは全く関係ない感じで、僕は「これ好きなんですよ!面白くないですか?」をひたすら更新するのが楽しくなってしまった。おかげさまで趣味が楽しくて仕方ない。

周りの方のレスポンスも楽しめるようになって、「なんかわからんけど楽しそうでなにより」みたいなコメントをたくさんもらえるようになった。内容は伝わらなくていいけど、"楽しそう"っていうエッセンスを伝えることがこんなにも楽しいとは思わなかった。

 

 

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もっと可能性を広げるためのツールになった。

そうしたら、欲が出てきた。ブログに対する欲じゃない。僕の毎日に対する欲だ。もっと愉快な仕事がしたい。ふざけるように企画を立てて、エンジニアとイタズラをするようにプロダクトを作りたい。それを届けて使った人をわくわくさせたい。そんな毎日を送ってみたい。そういうことを学生時代も夢見たことはあったけど、遠回りをしてまた同じ思いに戻ってこれた。

 

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今年から始めた挑戦の一端。ふざけるように仕事をしたい。

 

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そのために今年に入ってから大きな挑戦を仕掛けてみた。挑戦に満ちた毎日を送ることで、日々感じることや、学ぶことがいっぱいある。今、ブログはまたその役割を変えたのだと思う。今のブログは僕の外部記憶装置であって、モチベーション維持装置であって、好きなことが共通な人と遊ぶためのツールだ。

 

 

これからも形を変えていくんじゃないかな。

たった1,2年ぽっちでこんなに変わるのだから、ずっと今みたいなことを書き続けることもないんだろう。目的に合わせて書きたいことがずっと変わっていくはずだ。

ここまでは、閉じたものから開いたものへ、キライなものからスキなものへ、どんどんと発信したいものが変わっていった。別にそれでポジティブな性格になったとかではないけど、発信したものに合わせて、外の環境との関わり方が少しづつ変わってきた。それは僕が変わったのかもしれないし、外に現れた人が変えてくれたのかもしれない。この傾向は未来でも再現するんじゃないだろうか。

来年は何のためにブログを書いているんだろうね。その頃には自分が何かしら面白おかしく生きるために何かを書いていることを願うだけだ。

 

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今週のお題「私がブログを書く理由」