銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

梅雨になったし重い腰を上げてカメラと散歩に出よう。

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春の空模様もいつまで見れるか。
 
どうも、僕です。
サラリーマン&大学院生活もなかなか板についてきて、日々「ああ、今俺生きてるなぁ」みたいなことを感じています。
昨日も仕事を済ませて学校が終わって家に帰ってから記憶がありません。朝起きたら半裸で床で寝てました。どうやら着替えの最中に力尽きたようです。
 
予断ですが、「今俺生きてるなぁ」なんて思い続けてふつふつと走り出したくなるような想いが生まれています。
そろそろ先々のことを頭において動き始めなければいけない時期なのかも知れません。そうは言っても今の自分に出来ることなんてあまりにも少なすぎて、愕然としてはいるのですが。。。
 
とにかくこんなエキサイティングな(昨日は異例だけど)毎日を送っています。辛いことはまったくなく、割と全身で楽しんで毎日を過ごせているので、健全なんでしょうね。
 
 

 

 
 
さて、そうは言ってもなかなか趣味に時間を使えなくなっているのは事実なわけですわ。前にフィルムでばっちり写真を撮ったのは桜の季節だったと思う。この日は日曜で、たまたま午前に時間が出来たので、カメラを片手に散歩をすることにした。
 
 
夜の間降っていた雨も上がり、少し肌に引っ付くような空気が梅雨を感じさせる。関東はこの日から入梅だったらしい。
僕が生まれ育った千葉の山奥では、梅雨に入ると独特な土のにおいがして、なんとなくあの重くてまとわりつく季節がやってきたことを不快に思ったが、今となっては梅雨の訪れを五感で感じられないことに少し寂しさを感じてしまう。
 
 
昼も近い、ご飯を食べよう。隣の駅の元住吉駅に降り立った。どうしても行ってみたかった店があったからだ。
居年末の台湾一人旅行で舌が覚えてしまった台湾料理の味を、どうにかもう一度味わえないかと思っていた。そこで近所で検索をしたところ元住吉の駅周りに台湾料理のお店があるという。
しかもそのお店は以前は横浜中華街内に店舗を構えていたお店とのこと。なんとなく味に信頼が置ける気がして仕方ない。

 

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こちら。台湾料理「美」さん。以前は「生福園」という名前だったらしい。

 

tabelog.com

 

お店に入ると僕がお客はいない。良かった、ちょうどいい時間に来れたみたいだ。おじさんにランチの注文を言って席に着く。注文したのはランチセットの「魯肉飯+肉そば」(1,000円)。ランチではお店の一番人気らしい。

 
いい香りの肉そぼろ餡に大きな角煮が乗った魅力的なご飯に、台湾おそば(らーめん?)が付いてきた。パクチーたっぷりにしてもらった魯肉飯がとてもおいしい。去年の台湾一人旅のあと色々なお店で本場の味を探してみたけど、僕が食べてきた中だと今の時点ではこれが一番近いかも知れない。本場では肉そぼろしか載っていなかったけど、コッチはボリューム満点の角煮が載っている分余計にテンションが上がる。肉そばもあっさり目ではあるものの、台北で現地人に手を引かれて食べに行ったお店の味を思い出させる。ああ、今思ったけど一緒に青菜食べておけばよかった。しかし満足。また来よう。
 
 
 
こんな日でもなければ一人でそのあたりの街をぶらつくこともないのだから、久々の散歩に僕の足取りも軽い。
気温が高くないのが本当にありがたいとも思う。雨上がりの街が歩く早さで過ぎ去っていく。その様子が楽しくなった僕は、自由が丘まで歩くことにした。
 

 

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いつの間にかアジサイの季節になっていたようだ。路地裏の隅っこに立派な花が咲いていた。

 

スナップをしながら散歩するのが久しぶりだったからか、なんだかファインダーを覗いた感じが違うなぁ、なんて思っていたら今日使っていたレンズは77mm単焦点だった。完全に無意識だったけど、そりゃスナップには向かないわけだ。いつもの50mmの感覚でファインダーを覗いてから「あれ?」って思って二歩さがっていた時に気付かなかったのがむしろ凄い。

 

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弾むように歩く女性。石畳の質感は好きかもしれない。

 

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 お店の裏手、雨の日じゃなくても掃くタイプの長靴。

 

これからだんだん雨の日が多くなってくるんだろう。めまぐるしく毎日が過ぎていくからどれだけそれを感じられるかは分からないけれど、たまにこうして自分の感覚を取り戻すような作業は必要だなと感じた。外へ開かれた感覚を養ってこそ、きっと自分の能力研鑽が効率よく進むのだろうしね。

 

 

午前一杯歩き回り、家へ戻る。

アパートのベランダに水溜りが出来ていて、そこに日曜の青い空と雲が映っているのを見つけた。

 

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ぼんやり青空。 水面に映ったものだもんね。

 

カメラ片手の梅雨もそれなりに楽しい。
 
こちらからは以上でーす!