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銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

ホームセンターのにおいは創造性のにおい

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工事現場の前を通って自分のぶれない価値観に気づくなど。

 

どうも、僕です。

昨日なんかはそうだったんですが、たまに駅までの帰り道を変える事があります。心のゆとりがあるときなんかに、ちょっと別のルートで帰ってみようかななんてことで、いつもは曲がらない角を曲がってみたり、別の駅から帰ってみたりと、なんだかんだ気ままに日々生きています。

 

都会の蒸し暑い街中を疲れた体でだらだらと歩くのはそこそこに億劫なんですが、それでも風景がいつもと比べて変わるならば多少は新しい発見があるかな、なんて思っています。

 

 

寄り道の発見

今日も今日とてそんな気持ちでいつもは曲がらない角を曲がり、銀座の真ん中をフラフラと歩いていると、6丁目の松坂屋銀座店跡地にぶつかりました。そういえばちょっと前からここは工事が始まっていたようで、メインストリートにも関わらず重機の稼動音が低く響いていて、この区画のみ違う街のようです。

工事現場入り口で歩行者の誘導をするおじさんの脇をすり抜け、目的の駅へマイペースに足を向けようとしたとき、この区画にしかない"ある匂い"に気付きました。ずいぶん昔に体験したことのある、何かの匂いだった、とだけそのときは思うのですが、なんだか懐かしくなり、ちょっと過去を思い起こしてみることにしました。

 

たぶん、小学生かそれより小さい頃くらいの思い出だったと思うのです。あまりネガティブな思い出ではないような、どちらかというとポジティブでむしろ前向きにワクワクするような思い出だったのではないかと。側には父がいたような、でもたまにいないような。何だったっけなぁ、って思い返していると少しだけ木材の匂いがすることに気付きました。ああ、これあれだ。

 

父の背中とものづくり

 

僕の父は起きている時は大体何か手を動かしている人でした。夕飯後はリビングでまどろみながら、趣味の釣りで使うためのウキをせっせと作っていたり、休日には脱衣所に棚を増設し家をどんどん魔改造していくような姿を今でも覚えています。ていうか、生きてるから今でも見れるんですが。そんな父に連れられて日曜の朝から訪れる場所がホームセンターでした。

 

 

ホームセンターは創造力の海

ホームセンターは当時の(多分今も)僕にとっては楽園だったと思うのです。。だってわくわくするんだもの。見たことのない工具と、想像力を掻き立てられる様々な素材。それがガレージのような店内に所狭しと並んでいるその光景が僕は大好きでした。日曜に訪れるたびに新しいコーナーに冒険しにいって、「この道具はどうやって使うんだろう?」「この器具はどうやって動くんだろう?」なんて想像し続けるのが楽しすぎたんです。今の僕の創造性はホームセンターから始まったのかもしれないな、なんて。

 

不意に今日出会ったこの匂いは、まさしくホームセンターの木材コーナーの匂いでした。自分の背の何倍もある木材に囲まれて、自分だったらこの厚みの角材でこれを作ってやるぜ、みたいなことを思いながら店内でする小さな自分の大冒険を思いだして、ああ、あの頃からものづくりが好きだったんだなぁなんて、少し嬉しく思ったのです。

 

今も、昔も、大事にしたい自分の根の部分は変わっていないんだなぁ。

 

こちらからは以上でーす。