ヱビスビール記念館でカメラおじさんたちと東京グルーヴ
人と猿の違いとはなんですか?と聞かれてあなたは何と答えるだろう?
自身の知識をフル活用して、やれゲノムが何パー異なるとか、二足歩行を可能にする骨格の話しをするだろうか?はたまた、自然科学とは別方向からアプローチをしてみて、人は文字を発明し言語を自由自在に使うことができる点で猿とは違う、など答えてみるだろうか?街に住んでるのが人で山に住んでいるのが猿で...などなど。答えを探しながら何となしに検索窓に「人 猿 違い」などと入力してみるといろんな視点からの答えがでるわでるわ。。。これだけ答えがあふれているということは、根本的には違う生き物なのだなぁと言う事をあらためて強く意識させられる。
で、僕ならなんと答えるだろう?
そんなどうでもいいことを頭に浮かべながら一人社食でぼーっと昼食を食べていたが、ふと思いついてしまった。
そう、猿と違って人は「グルーヴする生き物」なのだ。
だって先日だって恵比寿のど真ん中でビール飲みながらグルーヴをしてきたところだもの。この楽しさが猿にわかってたまるものか。
恵比寿でヱビスな飲み会
グルーヴ自体は明確に定義が無いらしいので、僕の解釈で言うなら周りのみんなが輪をかけてドンドン盛り上がっていく感じとでもさせてもらいたい。そんな定義にしたがるのは、先日そんなことを感じた会があったからだ。日ごろtwitterやブログでやりとりさせていただいているカメラおじさん(一部夫婦)+1の方々と「工場見学をしましょう!例えばビール工場とか」「ああそれはいい」「うち近いですよ、サントリーが」などなどやりとりをしていると、トントン拍子に会がセッティングされてしまった。さすが皆様ホスピタリティとセッティング力が尋常じゃない。今回、サントリーの工場は訳あっていけないことになってしまったので、代わりに話に上がったのが「ヱビスビール記念館」。恵比寿ガーデンプレイス内にあるヱビスビールの歩みを展示で楽しむ、そんなミュージアムである。ミュージアムの見学ツアーの後にはバッチリ試飲会もあるということで、万乗一致で「カメラおじさんと楽しむヱビスビール記念館見学ツアー」が実行に移されることになったのである。
ヱビスビール記念館 | 工場見学とミュージアム | サッポロビール
集合したのは休日のいい時間。日曜真昼間の13時30分。周り360°がオシャレさんで溢れる恵比寿ガーデンプレイスのど真ん中に僕はいた。そして当然のように道に迷っていた。どこなんだ記念館は。。。
迷うこと10分、ガーデンプレイス内を端から端まで迷いに迷ってようやく到着した頃には僕以外の皆さんが既に揃っていた。今回のメンバーは昨年末に豊洲でフォトウォークをしたOKP(id:OKP)さん夫婦とTKLさん(id:sfTKL)、DAIKIさん(id:)のカメラクラスタの方々、そしていつも美味しいお酒のお店に誘ってくれるTakiさん(id:s06216to)に僕を加えた計6名。到着した頃には皆さんカメラの準備が完了しているあたりやはり流石だ、これで今日の会がどんな会になるかが手に取るようにわかる。
最高の生ビール
二次会も三次会もグルーヴする
もうずっとゲラゲラしていた。やれ街の話が面白いだの、やれアウトドアが楽しいだの。話し始めたら誰かがそのパスを受け取って次のパスに展開していくため、ビール片手に楽しさがループしていくのだ。そういえば漫画もやしもんで僕が一番好きなシーンのセリフをふと思い出す。たしか『ビールはね、笑顔が一番似合うお酒なんだよ』だったと思うが、目の前にはまさにそんな光景が広がっている。ああ、最高だ。
そのまま、「自分で潰せるポテサラ」を求めて恵比寿から渋谷に歩いて移動し、桜ヶ丘の串カツ田中へやってきてもこの勢いは止まらない。同じような話題は一つもとおっていないのに、みんながみんなワイワイしていて楽しくて止まらない。大人がこんなに串カツや冷やし飴にはしゃぐのもなんだか微笑ましい笑時間が経つのはあっという間で、昼間に飲み始めてから6時間なんてあっという間に立ってしまった。どう考えても長時間だったのにもかかわらず、Back To The FutureでJohnny B Goodが流れるあのシーンに興奮した時のような、波よ聞いてくれ1巻を口角をあげてグイグイ読んでいる時のような、そんなものすごい濃密な瞬間が一瞬で通り過ぎて行った爽快感すらある。この誰かの楽しさがまた別の楽しさを呼ぶ空気感こそ飲み会におけるグルーヴだろう。こんな楽しさなかなか再現できるものじゃない。...楽しすぎてあんまり写真が残ってなかったけど笑
その瞬間にある楽しさがいいのだ
今日の締めに、ヒカリエの上から渋谷の夜景を眺めることになった。ヒートしすぎた熱が解けていくように、だんだん静かになっていく我々一行。誰かが渋谷の工事現場を見ながら「この光景も今しか見られないんですよね」なんて言っていた。確かに、完成してしまったら二度と見られなくなってしまう風景なんだろうと思って何となくファインダーを覗いた。
ヒカリエの上層に上がり、手元にあるもので簡単に長時間露光なんかをしてみる。見下ろす光景には光が軌跡になって焼き出される。いやに冷静になってなるべくシャッタースピードを長くとれるように設定をする。なるべく長い一瞬を一枚に収められるように。
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