社会人が大学院へ通う、ということを考えてみた。
Ricoh GR10
"大学の写真。秋ですがね。"
どうも、僕です。
一個前に、「来年から大学院に通います」ってエントリを書きました。
折角なので、「社会人が今から大学院に通う」と言う事について自分なりの考えをまとめておこうと思います。
スペック・前提条件
一応例として僕のスペックをあたり障り無い程度に書いておきます。
26歳 独身/一人暮らし
学歴:4年生大学卒
理系、物理学科 出身
一年浪人・一年留年(一度の大学院落ちのため)
メーカー勤務
商品マーケティング担当
サラリーマン3年目
収入・貯金:極めて残念
勤務形態:土日祝休
勤務時間:平日9:00~17:30(定時)
学校までの距離:自宅から徒歩5分
入学の目的は?
端的に言うと、「システムエンジニアリング」と「デザイン思考」を身につけて武器にしたかったからです。
物事をシステムと捉え解析をすること、デザイン思考で課題解決をすること、この二つを実践し体得する「場・機会」が欲しいと思って進学を決定しました。
これは今僕のもつ課題を解決するためです。
研究者として生きていきたいわけでも、新しい専門を得て転職したいわけでもないです。
僕はエンジニアではありません。ちょっと複雑なものは自分一人では作れません。
設計も量産もできません。営業も1年くらいしかやってませんでしたし、あんまり契約取れませんでした。つまり僕に職業の上であまり武器になるものはないと思っています。
数年後一緒に働けたらいいなと思っているエンジニア達の専門性に負けない武器が欲しかったんです。
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いち被雇用者としてのメリットは?
今回会社の制度など全く関係なく自費で授業を受けることになります。なのでめちゃくちゃ金のかかる趣味みたいなものですねw
(余談ですが、大学院としては日本最高額レベルの学費だそうです。。。学資ローンなど検討中)
時間に関しても、平日は朝〜昼間は仕事、夜から授業、授業後は勉強会や課題の時間に当てることになるし、土曜はフルで授業と勉強会とこちらも課題で終わると聞きました。まぁ相当の自由な時間がなくなるそうですね。
じゃあ、それだけお金と時間を投資することにどれだけのメリットがあるんだろうかと。
結論から言ってしまうと、今の仕事・業務をこなしてその道のプロ中のプロを目指すならばあまりメリットはないと思います。そこに費やすお金と時間を代わりに会社制度と会社インフラのルールを学ぶことや、語学研鑽に注力した方が余程建設的でしょう。
学歴を今から補強することに何か大きなメリットは感じませんし、それが雇用条件を向上させることにはつながらないですからね。弊社の場合。
では今社会人として大学院に通う意義とは?
実はあまり知らないんですが、以前社会人大学院っていうのが流行った?らしいですね。
今回僕が通おうと思っている研究科は社会人専門の大学院ではないです。
普通に学部生から入学してくる学生さんもいれば僕の倍くらいの歳の社会人学生さんもいるらしいところです。
今社会人として大学院に通おうという選択をする方の大半の目的は「知識・スキルの獲得」でしょう。
ビジネスの現場でさらなるステップを踏むためにMBAなどを取得し、スキルを得る。となると、自分の入学目的とその研究科選定が非常に重要になるでしょう。
その目的にもよりますが、入学目的・学問分野の選定・社会人としての目標が有機的に連動した時のみ、また能動的にそこに参加した時のみ価値を生み出すものだと思います。
逆にいうと、受け身だとただ時間とお金を垂れ流して終わるだけかなという想像。
どちらにせよ、この選択を意味あるものにできるよう積極的に活動していくつもりです。
まずは関連分野の本を読みあさるぞー。
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「flickr」始めました。(ちゃんと弄り始めました)
たまに更新します。ブログに載せる以外の写真がたまに載っております。
ぬーんと眺めてやってください。