銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

僕のtextとphotographyは何かを雄弁に語れるのか。ブロフェスに行って思ったこと。

f:id:ino_null:20151019194439j:plain

PENTAX MX-1

"飲み足りない僕はカメラを片手にさまよい歩く"



どうも僕です。

この「銀塩日和」としてアウトプットしている"文章"と"写真"についてちょっと考える機会があったよって話。


※本日写真ブログのくせにまともな写真がありません笑

 



数ヶ月前に、ブロフェスなるイベントがあることを誰にだか忘れましたが、教えていただきまして。
ブロガーと名乗るのもおこがましいド底辺ブロガーな僕ですが、大きな勉強になるんじゃないかって思ってお邪魔してきました。


自分の備忘録も兼ねて、理解(解釈)したこと、そこから考えたことを書いておこうと思います。



(思考のまとめなんで、いつもより長いです。)

 



LIG ナッツさんのセッション

f:id:ino_null:20151019193534j:plain


「ファンを作るためにググれない情報を」

LIGブログの現編集長、NUTSさんのセッション。
余談ですが、僕、学生時代からずっとLIGブログのファンだったりします。就職の世代でいうと世界一即戦力な菊地さんと同期ですね。



さて、内容ですが、ファンを作るようなコンテンツを作成するには?さらにそれを語るにはどういう切り口で語ればよいか、というテーマだったと解釈しました。
(違ったらごめんなさい)

結論から言うと、共感を呼ぶコンテンツとは、具体性を持ったストーリー性がある物だ。ということだったと思います。

ここで言う「ストーリー性」というキーフレーズをどう解釈するかが全体の理解と自分への学びに大きくむすびついていると思うのですが、
僕は、「自分の言葉で語ること」と解釈しました。



「自分の言葉」にストーリーという要素は含まれるのでしょうか?
ナッツさんは例として「おいしい」ことを「おいしい」という言葉を使わずに表現する、こということを挙げていました。
これは、「どのように感じたか」「どの部分が自分にとって重要であったか」ということを素直にそのまま表現する、ということだと思います。
だってこの表現は体験者たるその人にしか出来ないことだから。

その人が体験したこと、それを自分の言葉で表現する。
その中には当人しか知りえないディティールや価値観がエッセンスとして含まれている。
そのエッセンスが盛り込まれた結果リッチになった表現が読み手に共感を与える。

この時点までの情報のやり取りこそが「ストーリー性」なのだと解釈しました。


確かにこの性質はググって出てくる"単純な"まとめサイトにはないものですね。


また、曰く、コレはインタビューにも同様にいえることらしく、
コンテンツの主題(主軸になる出来事や考え)に対して、一人称の言葉を引き出すことが一番のポイントだと。
うん、確かに一緒ですね。



感じたこと


このセッションの内容に大いに納得はしましたし、実際にそのエッセンスのあるメディアとしてのLIGブログのファンになってしまっている僕としては、ほぅ...とネタ晴らしをしてもらっている気分。
じゃあ、自分の言葉で(表現で)語ろうよ。と。このブログも。

でも、僕のブログの場合、きっとtext情報だけが僕の表現方法じゃないんだろうなぁとも。
だって「銀塩日和」は写真ブログですし、僕写真撮るの好きですから。

何が言いたいかというと、<自分のことば × 自分の写真>でアウトプットができるようになることが僕のつくるコンテンツの「ストーリー化」なんだろうなと、強く感じました。

まずは、「自分の言葉でストーリーを語れるようになること」そして、「自分の写真でストーリーを語れるようになること」この二つが大きな課題ですね。僕の場合。


 

 

 

 

 

 

つるたまさんのセッション

f:id:ino_null:20151019193938j:plain

「ユーザー視点で考える写真の撮り方」

さて、上でそんな課題を出しておいて、狙ったかのように最終セッションはブログ一瞬一撮のプロカメラマンつるたまさんのセッションへ。
正直「自分の写真でストーリーを語れるようになること」を念頭において聞いていたので、かなり捉え方が偏っているかも知れませんが、
このセッションもかなりおもしろかったです。

内容は大きく主旨だけ書いてみると、「写真を撮るために考えてますか?何を伝えたいのかちゃんと考えましょう」って感じ。(たぶん)

テクニック的なことでレクチャーがあったのは本当に広角/望遠レンズの特性くらい。
というか、本人も仰ってましたが、「テクニックはだいたいネット上にある」とのこと。。。よし、探そう笑
それよりも、かなり注力してお話しされていたのは、一枚の写真に対してどう感じますか?ということです。

例として様々な写真を挙げて、「それをどう感じるか」を"要素"に分解していく。
「どう感じるか」「それはどういう理由か」「それを引き起こしているのはコレとコレとコレの要素があるからだ」を分かりやすく解説してくれる感じ。
"要素"と書くと分かりづらいかも知れないけど、たとえば、光がこの向きから射しているから~に感じる。。。とか、背景に夕日があるからなんとなく寂しく感じる。。。とか本当に感情に原因を結びつける感じ。
当然、被写体からくるものもあるだろうし、上に書いたレンズ効果からも「要素」を作れるんでしょう。

プロはその一枚の写真の中の「要素」をコントロールしているんだと。すごいなぁ。

そしてその「要素をつかむ力」は養うことができるとのこと。
その方法は、自分が「好きだ」と思えた写真がなぜ「好き」なのかを考え、要素を抽出し、きちんと「言葉」にしてみるということ。
まず言葉にすることでラベルを貼るように後から自分で使えるものになるんだろうと思いました。


感じたこと

つるたまさんのセッションも全編通してなるほどなぁと感心しまくりでした。
いろんな写真をまず見てみて、どう感じて、どんな要素が含まれているのかを考えることは今日からもうやってみようと思いました。

さらに、つるたまさんが普段どんな写真を目にされているのかも気になったので、セッション後に伺ってみたところ、
セッションで仰っていた「まずは好きな写真を見て」のそれだけじゃなくて、「好き嫌い関係なくいまバズっている写真を見て」いるとのこと。
プロ凄い。。。

確かに自分の価値観以上のものをアウトプットする場合、「好き」の外側まで分析するのは必要なんだろうなぁと感じましたね。

で、もともとの課題である「写真でストーリーを語れるようになる」ためには、先ずは語るための文法や語彙に相当するこの「要素」を自由にコントロールできるようにならなきゃいけないんだろうと。
まずは写真の語彙力を増やさなきゃですね。

折角なので、要素を言葉にすることや、写真を楽しんで勉強できるような方法を考えてみようと思います。
その方が物事が楽しい方向に向かいそうな気がするので。




まとめ


ここに書いたこと以外にも色々勉強になることはありました。
ただ大きいこととして、textも、photographyも、もっと僕に出来ることに目をむけたら面白いことができるんじゃないかと思えたのが昨日の収穫ですね。

 

もともと趣味の延長ですから面白そうな方向に進むのみです。

 

 

 

 

f:id:ino_null:20151019194938j:plain


珍しく、お酒入れるまで阿呆みたいに人見知りしてましたが、解きほぐしていただけた方々ありがとうございました。
飲み足りなくて一人でお気に入りの居酒屋はしごして家に帰った後の記憶がありません笑
べろんべろんです。


こちらからは以上でーす!

 

 

[以下、テンプレ]--------------------------------------------------

 

「flickr」始めました。(ちゃんと弄り始めました)

たまに更新します。ブログに載せる以外の写真がたまに載っております。

www.flickr.com

ぬーんと眺めてやってください。