銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

Muur-Kapelmuur の写真を買った。

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どうも、僕です。

ブログを更新しない間に33歳になってました。びっくり...も特にはしていないけど。まぁ好きな時に好きに更新するスタイルだからいいのです。

 

さて、前回の更新から時間が経っているので、変わらないこと変わってしまったことなど色々あります。

変わらないことは、相変わらずたまに自転車に乗り、その日の気分で写真を撮ったりすること。変わらずマイペースに過ごせているのは色々ありがたいことですね。一方、大きく変わったのは引っ越したこと。Work From Home の事情もあって昨年夏にちょっと広い家に引っ越しました。

 

引越しというのはなかなかインパクトの大きいもので、生活環境が変わることで当然生活自体も変わります。生活導線をきちんと設計してあげると、単純な動物はその動線の通りに最適化されて日々暮らすことになるのです。。。ここにおいて単純な動物とは僕のことです。毎日起床後、意識も曖昧なまま家の中で行う動作がほぼ変わらないのがその証拠でしょう。僕は家に動かされているのです。この意味で、生活習慣を整えるというのは、オペレーションを想定して生活環境を設計することで大半が完了しているのかもしれません。

 

以前からぼんやり自分の中心に置いていた「環境がその人を規定するんだ」という考えをバッチリ自分で体現できた体験でした。

 

...と、大袈裟に書いたのですが、「毎日朝ごはん食べるようになりました」をどれだけ鼻につく言い方ができるかを試したのが上記の文章です。うざいですね。

毎日卵かけご飯美味しいです。

 

そんなわけでお家を引っ越したのですが、それに合わせてせっかくだからやってみたいことがありました。それは、「好きなフォトグラファーの写真を家に飾る」です。

20代のころの、節約のために昼はチョコボールで済ませる生活をやっていた人間とは思えない発想ですが、家で仕事をするにあたって毎日好きなものを眺められる生活がしたかったのです。

 

家のお気に入りボジション

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引っ越した先の家はまぁよくある普通のアパートの間取りで、これといって面白いところはなにもありません。気になることといえば、ダイニング?にキッチンが丸見えなこと。これキッチンごちゃごちゃの民からすると、ご飯食べながらごちゃごちゃのキッチンがこちらにこんにちわしてるんですよね。なんとかならんかなと頭を捻って、思いついたのが「キッチンカウンターでごちゃごちゃキッチンを見えなくする」でした。

 

脳内シミュレーションではいい具合に成功しそうだったので、気合いでDIYしてほいっと作りました。いい感じ。これは我ながらいいアイデアで、狭い部屋の中でご飯を食べるところと調理を補助するスペースを両立できるようになりました。

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お仕事途中でコーヒー休憩する時も、カウンターがいい仕事をしてくれます。キッチンを背中にカウンター越しで部屋を見渡すのが個人的なベストポジション。

そうなるとベストポジションから見える景色をワクワクするもので敷き詰めたくなります。

 

世界一ワクワクする坂

よし、コーヒー休憩のベストポジションはできた。そうしたらワクワクするものを飾りたい。そうだ、以前からやってみたかった「写真家の写真をパネルで買う」ってものをやってみよう。ワクワクする写真...そうだ、僕には世界一好きな坂の風景があるじゃないか。

 

その好きな坂というのが、ベルギーのフランドル地方にある坂。その名も「Muur-Kapelmuur:ミュールカペルミュール」。

sumally.com

ヨーロッパに古くからある坂らしい荒目の石畳が敷き詰められた教会へ向かう急坂です。大抵の人には、へぇっていう程度の坂なんですが、自転車ロードレースファンからするとここはそこそこ有名な坂でして、春のシーズンに開催されるベルギーの伝統的なクラシックレースで毎年見どころになる坂なのです。

 

例えば有名なRonde van Vlaanderen(ロンド・ファン・フラーンデレン)では近年勝負どころではなくなってしまったものの、2010年に自転車星人カンチェラーラの嘘みたいな独走が始まったのはこの坂でした。

また同じくロンドで、2019年には愉快なピンク集団EF pro cyclingのベッティオールがまさかの抜け出し独創勝利をした時のショートフィルムがyoutubeにアップされていますが、動画を通して繰り返しレース序盤のこの坂が登場します。

 

www.youtube.com

(ちなみにこのショートフィルムは編集が本当に大好きで繰り返し観てしまいます)

 

ロンド以外のフランドル地方のレースにも繰り返し登場する坂ですが、どのレースでもファンが詰めかけ、石畳を挟んでフラッグがはためく様子がとても印象的です。ドラマが起こる坂、人々の熱が集まる坂、そんなイメージがあります。行ったことないけど。

 

以上、ロードレースなにそれ?の人からするとわけわからんことをつらつら書き殴りましたが、とにかくこの坂で多くの人が熱狂している様子がとてもワクワクして好きなんです。いつか現地に行って走ってみたい。

 

そうだ、そんな坂の、一番ワクワクしたシーズンの写真を買おう。そう思ってこの写真(1枚目)を見つけました。

 

 
 
 
 
 
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2019年のTour de France 第一ステージ。ベルギーからスタートする世界一有名なフランス一周レース。この年は自分の推しチームが大活躍したり、EFのジャージがお気に入りだったり、第一ステージから自分の大好きな坂を登ったりで大興奮の年でした。

そんなワクワクした年のワクワクした坂の、ワクワクする写真をあの辻啓さんが撮っているということで、パネルでオーダーさせてもらうことにしたのです。

keitsuji.stores.jp

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自己満足の世界だけど

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自分のテンション上がる空間を作るためにワクワクする写真をオーダーして壁に飾りました。最高です。コーヒー飲みながらにやけます。

 

そんな生活をしています。(ちなみに買ったのは年末年始くらい)