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銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

ゆとりが原付で日本縦断をした7日目。人の温かさも北海道の自然も楽しみきった!人との出会い×摩周湖×神の子池

原付で日本縦断

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どうも、僕です。

いきなり布団の写真からスタートしてますが、2012年の夏にした原付日本縦断を振り返っているこのシリーズ。北海道7日目です。

ino-null.hatenablog.com

 

前日は泊まるところがなくなってしまったので、急遽宿をとった。そのため、本日は布団からスタート。数日間の銀マット生活にすっかり慣れてしまっていたため、布団がこんなにも優しいタッチだということに驚いたのか、この時のメモに「布団と結婚したい」とかいてある。

安心してほしい、3年経っても布団と付き合えもしなかった。

 

 

動画のコメントチェックや旅の支度を整えて外に止めた相棒(原付)の元へ向かうと、びっしょり濡れていた。どうやら夜の間に雨が降ったらしい。

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と、ここで自分が犯したミスに気付く。ヘルメットを宿に持ち込まず、あまつさえ内側を天に向けて放置してしまったため雨水がたっぷり溜まっている。この日1日はこのびしょびしょのヘルメットを被らなければいけなくなった。

 

「うぇぁ...」などと地味な奇声をあげてヘルメットを被り、この日も出発する。

前日に最東端を制覇したため今度は最北端を目指したい。北上をしよう。

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なんだこれと思うかもしれないが、なんてことのないただのお洒落なトイレ。

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ところどころ北海道らしい景色はあるものの、この時の道東はずっと天気が悪い。ぶっちゃけ今でも道東ってそういうところなんだろうと思っている。人間の思い込みって強烈だからね。

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心なしかチャリダーやライダーも多く通った気がする。みんな目指しているところは同じなんだろうか。

 

この日の目標は「摩周湖」を見ること。

弟子屈なび_観光 摩周湖

有名なので皆様ご存知かもしれないが、「霧の摩周湖」と言われ多くの時間を霧に包まれる神秘のカルデラ湖。外部から注ぎ込む川がないため、水は非常に美しく、周囲の天候条件などでその印象的な水の青さをのぞかせる。

この湖を是非一目見てみたかった。ちょうど昨晩の宿からオホーツク海方面に抜ける途中で寄れる位置にあったため、この日の一番の観光目的に据えることにした。

 

昨日の旅人と再会

少し途中で休憩をすることにした。原付旅行にとって、コンビニ休憩は非常に重要である。なにせお尻が痛い。旅もこなれてくると、1日にだいたい6〜8時間超走って150〜200kmくらい進むことになる。原付の狭いシートの上で様々におしりのポジションチェンジをしながら走ってはいるのだけど、3時間ごとにお尻の割れ数が×2になる。そのおしりをコンビニ休憩しながらくっつけなければいけない。原付ライダーのお尻はでりけーとなのだ。

 

余談だけど、VOXっていうシートの広い原付に乗っているのにおしりが割れるんだから、旅中に結構会ったスーパーカブで旅している人のおしりの状況はどうなっているんだろうと素直に思う。

 

そういう背景もあってセブンイレブンに原付を止めて、お尻をさすっていると、見たことのあるバイクが二台やってきた!

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昨日の昼過ぎに納沙布岬で会った原付ライダーズだ!うわー久しぶり、十数時間ぶりだけど笑

彼らは僕とは目的地が違うらしいので、本当にここでお別れ。ちなみにニコニコにあげてある当時の動画では彼らは本当に途中途中でコメントをくれたし、帰宅報告もしてくれた。一人で旅をしていた僕だけど、本当に心強かった。

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彼らと別れてさらに北上。

走り始めるとだんだんと雲が晴れてきた。

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これぞ北海道という道。

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だんだんと山道に入っていく。摩周湖も目と鼻の先というところでドライブイン?SA?が見えてきた。昼食はここでとりましょうそうしましょう。

 

おばあちゃんと小一時間ノスタルジーを味わう

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何食べようかね、と思って原付から降りると、辺り一帯以外に広くて、おしゃれなものから奇怪なものまでいろんな建物が並んでいた。こりゃ全部楽しむしかないね。

 

まずはこの一番珍妙な出で立ちのお店に入ってみようかね。

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お店の中は素敵な民芸品のお店。木工品などがずらりと並ぶ。そういえばお箸を持たずに旅に出てしまったことを思い出したので、いい機会だと思いお箸を買う。(これまで割り箸でした)

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レジにはおばあちゃんが一人。というか小さなお店なので、お店はおばあちゃんが一人でやっているよう。代金の支払いを済ませて、せっかくなので一言断りを入れて店内の様子を撮影させてもらう。すると、僕の出で立ち(きったない姿とでっかいリュック)を見て「旅人さんかなんか?」と聞いてきた。「そうですね、原付スクーターで旅をしています」と答えると、おばあちゃんがにやっと笑う。

少し間があった後、「もっとお話を聞かせてよ」となんと奥へ通してくださった。

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奥にはさらに工芸品と関係なさそうな古道具が所狭しと並んでいる。被っている埃と、使用痕をみるとどの道具も「昔は自分は活躍してたんだぞ」と胸を張っているようで格好いい。僕が好きな空間だ。

 

おばあちゃんはコーヒーを一杯出してくださった。暖かいコーヒーをいただきながら、これまでしてきた一週間程度の大冒険を話す。その途中途中でおばあちゃんは笑ってくれる。時間がゆっくりになったみたいな感覚だ。

また、部屋のいたるところにある古道具について「これは何?」と聞くと、おばあちゃんが説明してくれた上で、どうやって出会ったものなのか、どういう思い入れのあるものなのかを話してくれる。ストーリーを得た古道具は僕の目により一層魅力的に映った。

 

ふと僕の隣に古いカメラがあるのを見つけた。お亡くなりになった旦那さんのカメラらしい。旦那さんがどんな方だったか、どういう写真を撮る方だったのかもゆっくりと話してくれた。暖かくて羨ましい話だった。

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この頃カメラにそこまで興味があったわけではなかったのだけど、古いガラスケースに並ぶ名機たちは、なんだかとても格好良く見えたことだけは強く記憶している。

 

(今ならこれらが何かわかる。手前がKonicaC35下がCanonetとPentax SPだと思う)

 

その時ぐだぐだ悩んでいたことや、旅をやっていくことに背中を押してもらってお店を後にする。

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工芸品のお店を出て思い出した、そうだお昼を食べたかったんだ忘れてた。

ほぼおとなり?にあるスープカレー屋さんへ。ここもいい雰囲気ですね。おしゃれだらけですこの辺り。

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...サッチモ

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注文したのは野菜のスープカレー。味は、普通に美味しかったんではないかなと。スープカレー自体をなかなか食べたことがなかったんで、終始「?」ってなってた気がする笑

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少し足湯で休憩をしたらいよいよ摩周湖の姿を拝みに。

 

 

霧の摩周湖摩周湖の霧。

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あれ?ガスってません?

平地は普通に晴れていたけど、さすがに標高が上がってくると厳しいか。。。

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それでも数パーセント以下の可能性にかけて、湖を見に行ってみる。

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そう、この表示の先に、一面きれいな青の湖が...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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はい、白!!(怒

もうわかってたわ笑 正直消化ゲームだったわ、この日のこれは。

 

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霧とツーショット。霧をワンとカウントしていいかは知らん。

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相棒の元に帰るとイケメンオフロードバイクお兄さんが「日本縦断してるんですか?原付で?」と不思議そうに質問してくる。ああ、この人は僕の覚悟を試しているんだ。なら僕の旅への余裕を見せてやろう。

「ええ」と爽やかな笑顔を返して颯爽と相棒にまたがる。サイドミラーに小さくなるお兄さんを横目にぐんぐん旅へ没入していく。

なお、2分後に余裕で抜かれる。

 

 

神の子は池遊びをするのか

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山を降りてからはガソリンスタンドでオイル交換をしてもらった。なにせ僕の相棒は新品同然なのだ。この旅の中で慣らしていかなければいけない。

 

しかし、この日の一番の目的をスカされたのは痛かった。自然と何か補填するものを探し始めるくらいに。

そんな中で探したスポット、どうやら付近にコバルトブルーの池があるとのこと。名を「神の子池」というらしい。よしそこに向かおう。だってまだまだこの日は自然に触れていたいもの。

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一時的に南下をして、細い森の中の道へ行く。こういう道はやっぱりタイヤが滑りそうで怖い。

するとその時、脇の茂みから生き物の気配が。大きくない、動きが速い、でも確実に止まってこちらを見ている。原付を静かに止め、カメラを持ち出してそちらへ体を向ける。これは...キツネ?

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その姿を全て確認することはできずに謎の生物は森の奥へ消えてしまった。子ギツネかなんかだろうか。野生の哺乳類とこんなに近づくのは北海道にはいってから初めてだ。

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原付から降りて、森の中を少しあるく。心なしか明るいところに、その池があった。

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天気と写真が残念すぎてイマイチ綺麗さが伝わらないかもしれない。でも驚くほどクリア。水深5mまであるというこの池は底までくっきり覗くことができる。

あたりも森が眠っているかのように静かで、この池を神秘的に見せてくれる。同じ青い池なら美瑛の方のものも有名だが、こちらはより自然に、より奥ゆかしい池なんだろう。

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池の中の倒木は腐らずに生えていた頃の姿で沈んでいる。池の水温が低いために起こる現象で様々なところで「木の化石」と表現されているが、僕には池の中だけ時間が止まってしまったように感じた。

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後で知ったことだが、ここの池の水は地下で摩周湖と繋がっているらしい。摩周湖の姿を見ることはできなかったが、その一端は見ることができたと思ってもいいのかもしれない。

www.kiyosatokankou.com

 

温泉と網走寒い

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この日は充実しすぎた。昼間に楽しいことを詰め込みすぎた。想定していたよりも夜が近くなっていて、焦っていたと思う。

とにかく移動して、網走方面まで行くこと、そして野営地を探すことをしなければいけない。

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急ぎつつも、途中バッチリ温泉には入る。毎日入っている気がする。あと、この温泉ちょっとシャレにならないくらい熱かった。「ア”ッツ!!!!」ってやってたら地元のおじいさんにめっちゃ笑われた。

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ゆっくりしすぎたかもしれない。結局この日は、郵便局の駐車場をお借りしてテントを張ったが、そこに決めた時にはすでに21時だった。とにかく疲れていたため、はやく寝ることにする。次の日はもっと移動しないとなぁと思っていたと思う。

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網走寒い!!!寒い!!!!11℃!!!Tシャツしか持ってないんだぞこっちは!!

 ※当時のメモから引用

 

 

 

【次回予告】最長走行距離を更新!一気に250km走りきって日本最北端へ!

 

[以下、テンプレ]--------------------------------------------------

 

「flickr」始めました。(ちゃんと弄り始めました)

たまに更新します。ブログに載せる以外の写真がたまに載っております。

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