銀塩日和

フィルム写真と冒険。そしてSDM生活。

ゆとりが原付で日本縦断した16日目。仙台を海から山まで味わう1日!牡蠣カレーパン×松島×仙台城跡

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どうも、僕です。

2012年の夏に一人で原付日本縦断に飛び出た様子を振り返るシリーズ。これまで一人で回ってましたが、この日は案内人が登場します。

 

ino-null.hatenablog.com

 

 

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目が覚めたら狭いブースでうずくまって寝てた。そうだ、この旅初のネカフェ泊にしたんだった。この時の感想は当時のメモには、寒い・疲れが取れない・できればネカフェ泊したくない、って書いてある。僕の記憶ではひたすら「よつばと」を読んでエンジョイした記憶しかなかったんだけど、それは思い出のほんの一部だったようだ。

 

岩手県一関を出て、宮城県へ入る。

前日のエントリでも書いた通り、宮城では友人が待ってくれている。彼が仙台まわりを案内してくれるというので、この日は仙台入りを目指す。

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天気は微妙。暑くもなく寒くもなく、雨が降らないことを願うだけだ。

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仙台へ入り、待ち合わせの場所へ向かう。指定された場所は仙台の中心からは少し外れたところのようだ。

 

案内人サイトウ

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ここが待ち合わせの場所だ。少し早く着きすぎてしまったようで、あたりをぶらぶらして時間を潰す。

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友人が来た。

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このバイクの持ち主が僕の友人サイトウ。予備校時代からの友人だ。偶然だけど、彼もYAMAHAのVOXに乗っている。

彼は東北の大学に進学し、僕は横浜にある大学に進学したのでお互いバラバラにはなっていたが、この旅を始めた頃に、「仙台に来るなら案内するよ!」と頼もしい声をもらったので、存分に頼ることにする。

貧乏旅をする僕にとって、友人宅と地元がわかる人間の案内は大変助かるのだ。

 

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サイトウと合流してまずはこの合流場所を観光する。

ここは大崎八幡宮。国宝にも指定されている仙台の大きな神社だ。

www.oosaki-hachiman.or.jp

立派な鳥居が僕らを迎えてくれる。普通の住宅街の中にこんなに立派な神社が建っているのはなんというか違和感がある笑

鳥居ですら立派すぎて、デジカメの広角端にも収まりきらない。

 

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本殿の写真がなかったため、これが一番まともな写真になるのだろう。なんにせよ、この旅の写真はすべてしょぼくて仕方ない。。。生まれて初めてカメラを購入して数ヶ月の人間の撮影だからしかたが無いのだろうけど。

 

神社といえばおみくじ。この旅の具合を占うためにもまずおみくじを引いてみよう。

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うん。。。

 

そんなこともあるよね。。。

 

小吉の旅を続けます。。。

 

 

さて、早速サイトウにつづいて仙台観光と洒落込みたいのだが、まず荷物と原付が邪魔だ。彼の家に一旦寄ってから観光をすることにする。

この旅で、原付の後につづいて走るのは初めてのことだ。実はあとあといろんな人と一緒に走る機会もあるのだけど、このころはこれが新鮮に感じられたなぁ。

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ここが、サイトウの家。彼はもう博士としてアメリカの大学に行ってしまったし、この家も引き払っているだろうから晒してしまってもいいだろう笑

人のことは言えないが、男子学生の一人暮らしの部屋、、、って感じ。端的に言うと、雑だ笑

 

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こちらが、お世話になったサイトウその人。そして彼の愛車。仙台って車社会だから学生でも車を持っていたりするのですね。関東に根を張っているとピンとこないけど。

ここからは彼のオススメ観光ルートにのっとって、車で仙台を見て回る。この旅初めての自動車旅行だ。

 

自動車で回る仙台観光

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まずは市内をざっと走った後、初めの目的地へ。

 

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海も見え、だんだんとポスターなどで見たことのある風景が現れてきた。

日本三景の一つのこの場所。自然の作った素晴らしい風景を眺めるのは、この旅の醍醐味の一つだから、是非ともここに来てみたかった。

 

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そう、僕が来たかったのは、松島

湾に浮かぶ、大小様々な奇岩と島。どことなく風情を感じさせるその風景はまさしく絶景。湾の有り様だけでも時代感を味わえる地形などそうないのではないのだろうか。

時間さえあればぼーっと眺めていたい素敵な雰囲気が漂っている。

 

車を降り、松島周辺を散策する。

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道沿いに歩いていると、出店がいっぱい出ている。この日はお祭りでもあったのかな。

時間をかけて、お祭り気分を味わうのも悪く無いが、サイトウがここに来たらまず食べるべきものがあるからそっちにしろという。うん、そこは案内人を信じてついていく。

 

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ここ!これがサイトウオススメの牡蠣カレーパン。松島といえば昔から牡蠣が有名らしが、それをカレーパンに入れてしまったという、なんというか詰め込んだなぁって感じのB級グルメ。カレーだぞ!?いろんな味を飲み込むカレーだぞ!?大丈夫なのか?

www.maruyamahonten.com

 

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これすごく覚えているが、ものすごく美味しかった! 確かにカレーのインパクトが強くて、カレーパンになっているんだけど、ふんだんに入った牡蠣が魚介の旨味を引き出して、濃厚なシーフードカレーのような状態になっている。プリプリ牡蠣の食感も所々そのまま残っていて、食べててにやけてしまう食べ物だ。幸せ感あふれる。

 

カレーパンをつまんだら本格的にお腹がすいてきた。

時間はちょうどお昼を過ぎたところだ。仙台といえば牛タン。駅の周りに牛タンのお店があったのでお昼は牛タンにしよう。

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入ったのはこちら、「赤間精肉店」。このお店を選んだのはたまたまだけど、精肉店直の営業ということで運が良かったのかもしれない。

tabelog.com

お昼過ぎにお店に入ると、店員のおばちゃんたちが、休憩なのかスイカを食べていた。目があってお互いニヤリと会釈をしたら、、、

「あら、お客さん?ごめんね、ちょっと気が抜けてたわww 大丈夫大丈夫、今メニュー持ってくるから。あ、スイカ食べる?」

...という流れで、まずスイカをいただく笑

夏の昼間に外をぶらぶらして体が熱くなっていたので、冷たいスイカはありがたい。

 

注文したのは牛タン定食。

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牛タンと白飯ってもう卑怯。炭焼きっていうのも香ばしくなって素敵。厚切りのタンに舌鼓をうってニヤニヤしてしまう。

 

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腹ごなしに、湾の周りを歩いて松島の絶景を味わう。所々浴衣のお姉さんも歩いていて風情は十二分。

 

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ここは、、、ハチクロで見たことがある!瑞巌時だ!

国宝 瑞巌寺

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参道には灯籠が並ぶ。きっと夜にはあたりが照らされて素敵な眺めになるのだろう。

 

 

今度は島へ渡ってみよう。

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こちらもハチクロで見た橋。実際には板が渡されていた。

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美味しい食べ物、素敵な眺め。松島は本当に満足だった。

いつもだったらこれで満足してしまうのだけど、サイトウはまだ見るものがあるという。ならばついていきましょう。

 

車で仙台駅周辺へ戻った後、山側へ向かう。

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サイトウの学校。研究室の中までお邪魔したかったけど流石に遠慮した笑

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その後もひたすら車で山を登って開けたところに出た。

 

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見たことあるやつだ!伊達政宗!!

そうか、ここが仙台城跡

仙台城跡 | 見どころ | せんだい旅日和

ここは城跡としての面白さはもちろん、仙台全体を見渡すことができる展望台としてもすごく綺麗。

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お土産やさんにあった貼紙。。。はちみつ渡せば逃げられるんじゃない?笑

 

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城跡ではずんだ餅をパクリ。この日は食べてばっかりじゃないか笑

 

夜は酒盛り

満足度の高い仙台観光を終え、サイトウの家に戻る。彼がドイツの学会に行った際に買ってきたビールとソーセージがあるとのことで、ご相伴に預かることにする。

数日一人の晩が続いたので、酒盛りなんてしてこなかったけど久しぶりの酒の席だ!

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案内人におんぶに抱っこだった1日だけど、密度の濃い1日だった!仙台って楽しい街だね。

 

 

【次回予告】東北4県目。山形突入!憧れていた温泉地へ。