【後編】ゆとりが原付で日本縦断した26日目。大阪城を前にしてまどろむ。大阪城×京都の女子×京都ラーメン
どうも、僕です。
遡ること3年くらい前、2012年の夏、僕は原付で一人日本縦断の旅をしていた。これはその時の振り返り日記。僕がカメラを趣味にすることになったきっかけの、なんでもない僕のバカバカしい旅の記録。
大阪後半戦です。
前半の様子はコチラ。
新世界で串かつに舌鼓を打ったこの日のお昼。おなかも一杯になったところで、少し開けたところで休もうかなんてことを思った。こんなに好き勝手に進んだり休んだりが出来るのは原付の一人旅ならではじゃないかな、なんて。そんなわけで原付を走らせて、市外の中心部を抜けて海側とは反対側に向かう。実はこの時点で頭の中で目的地は決めていた。
公園で休憩します
そう、大阪城公園だ。愛知に入ったあたりから、いろいろあって有名なお城を回ることが僕の中で定番化していたので大阪も行かにゃ、なんて思っていたのだ。西日本文化の象徴的なお城の大阪城、是非ともこの目で見てやろう。
...と思っていきなりお城に突入する訳ではなく、公園のベンチに陣取ってボケーッとしてしまう。だって疲れていたんだもん。公園内のお堀のそばで水面を眺めながら作業をカリカリ進める。この旅は、毎日動画を投稿しながら走っていたので、旅の進行が良すぎると動画が間に合わなくなることが起こったりする。そんなときは宿や公園で旅の足を止めて動画の作成や更新をするのだ。目的地もなく、前提知識もない旅を送っていたので、動画コメントに寄せられる口コミのようなアドバイスは僕の旅をいろいろと指し示してくれた。無知な僕には本当にありがたい。
観光をお預けにされた状態だったが、動画の更新を終えたらいよいよお城をきちんと見に行くことにする。お城とはいえ、公園と名前がつくだけあって、緑が適度に目に入ったりと、なかなかに気持ちが良い。周辺に住んでいたらお散歩コースとしては最高なんだろうなぁ。
さぁ、城へ行こう
この遠くに見えるのが、復元された大阪城天守閣である。あまりそう見えないかもしれないけど、かなり大きい。なんというか、派手な要塞感がある。明るく鮮やかな瓦の色がこの日のスカッと晴れた陽気に映えていて良い。もう少しちかづいて見ることにしよう。
それにしても近づけば近づくほど城自体の存在感がものすごい。当然今建っているものは復元だけれど、もともとは近代まで軍事施設だった建物だ、実用性と派手さを兼ね備えた拠点としての魅力だろう。前に見た名古屋城もなかなか派手だったけれど、その日に犬山城も見てしまったからなのか、単体で時間をかけてみることができた大阪城の方がインパクトが大きかった。
チケットを買っていよいよ中に入ってみよう。
流石に木造で復元することが違法な時代に復元されたこともあって、中は完全な現代建築の博物館になっているようだ。エレベーターだってばっちり整備されている。当時の様子がそのまま残っていて欲しい勢からすると、あまり歓迎されないこういう現代的な作りだけど、客層が非常に幅広い様子を見ると、お年寄りからお子様までが見学しやすいという点ではいいのかもしれない。
何に惹かれたのかわからないが、下のようなほほえましい写真が残っていた。何を思って僕はこんな写真を撮ったんだ、いったい笑
この時期ちょうど夜まで残っていれば、お城を囲んだ公園広場を灯篭が埋め尽くすライトアップイベントが見れたらしい。スケールも大きそうだし是非とも見てみたかったが、懐事情も怪しくなってきたので何日も同じところに滞在は出来ない。。。泣く泣く大阪城を後にする。
京都へ行こう!
実は、後ろ髪引かれる思いで大阪を出たのはもう一つ理由がある。京都で人に会う用事が2件もあったからだ。しかも1件は女性。こりゃ楽しくなっちゃうねと、はやる心をなだめつつ原付を飛ばす。(飛ばしても30km/hくらいしか出ないのだけどw)
大阪から京都への走行は実はそこそこ楽しかった。峠越えとか、海岸走行とは違って、人の生活圏をゆっくり同じリズムで走っていくことになる。陽が沈むときなんかは、夕飯の買い物帰りのスクーターおばちゃんの後ろについて走ったり、夜勤シフトで今から出勤するであろうお兄さんとすれ違ったり、視界にはいる人々のストーリーが想像できてなかなか楽しめる野が本当にいい。特にここの道は坂も狭い道も無くてただ人を見続けていける。うん走行の大変さに悩まなくていいのもよい笑
走行している間に京都に到着。まずは京都駅を目指した。待ち合わせ場所だったからね。
待ち合わせ1件目はtwitterでいつも楽しんでみてくれていた女性。というか女の子。うん素敵。確か同い年か一つ下だったはず。もし京都にくるなら応援しましょうか?的なことを言って頂いたので、それはもうありがとうございますということで、甘んじて応援されることにした。やましい気持ちなど微塵もない。本当だ。ただ僕はこの旅を応援されたかったのだ。それだけだ。仮にそれが何か事故か何かでいい関係に発展してしまってもそこに過失は何も無いので、仕方がない。仕方が無いから謝らない。
前身が真っ黒に日焼けしたまま心が弾む僕の前に可愛い女の子が現れた。
「本当にこれで走ってるんですね」とか言ってもらった気がする。もう僕ははしゃぎまわっていたので全然覚えていないけど笑 その子も原付で来ていたので、せっかくだから乗らせてもらった。人の原付にのってはしゃぐ阿呆の様子が下の写真である。
んまぁ結局なにもなかったのは想像に難くない。「頑張ってください」をもらって「ありがとうございます」を返しただけだった。ここぞというときに攻められない僕の阿呆。今もそれは治ってないけれど。
待ち合わせ二人目は大学の同期。理工学部物理学科のクラスメイトだ。京都の大学へ進学した彼の家にこの日は泊めてもらえることになっている。「面白そうじゃん」ってことで協力をしてくれた。ありがてえ。(女の子のあとでがっつりスポーツマンに会うのはちょっとなんか残念な感じではあるけど)
駅前で彼と合流してからオススメのラーメン屋へ。そういえばこのときが人生初の京都ラーメンだった気がする。これ美味しかったなぁ。
この日は彼の家に泊めてもらってちょっとお酒を飲んだ。次の日はいよいよ楽しみだった京都観光だ。
※次回以降SDカードの写真が消えたのでtwitterに残った写真とニコニコの動画だけで振り返っていきます。。。