わかってきたことがあるという話
PENTAX MZ-S + smc PENTAX-M 55mm F1.8
"仙台の雨上がり。逆光だし、どう見ても失敗なんだけど、なんか爽やか。偶然は突然起こるんだ。"
この土日、バンドにライブに馬鹿騒ぎに、また選挙にサイクリングにと、ひたすら仕事的じゃないことをしていた。
(もちろん今の会社の仕事を仕事的と表現しているわけではなくて、将来の目標に対して直結しないことという意味で)
いつもなら、なんとなく罪悪感が起こって、それを次の日に持ち越したりするのだけれど、今日はなんか晴れやかな気分。
楽しかったのもあるし、自分が好きになれるものの要素を幾つかピックアップできたからかなー。
僕は思いのほか人が好きだった。
特に自分の信条と目的を持ってすでに走っている人が。
その人持つ魅力を1gでもいいから学んで血肉にしたいと思うらしい。
先週のHigh tunesのライブ、そして昨日の渋谷でのライブは格好良かった。
音楽っていうある意味わかりやすい表現だからかもしれないけど、その人たちの表現がビンビン伝わってきた。
そして何かを作るのが好きだった。
自分がこだわって、少し奇をてらって、他人とは違うものを作っていくのが楽しいと感じられるようだ。
何かを作るっていうのは本当に頭を使わなければいけないらしく、それも技術的に頭を使うだけでなく、何かのあり方とか、意味づけとか、デザインに近しい何かだと思うのだけど、それだけのエネルギーを使って何かを形作る、っていうことそれ自体が好きらしい。
何かを自分の手で作ることで学べることの価値は何にも代えがたいと思う。
対価となるコストもすごいんだけどね(時間とか)
そしてなにより、上の二つを掛け合わせて、名もない人々と大きなムーブメントを作るのが大好きみたいだ。
そもそもお祭り好き、騒ぐのが好きなのはある。
それに輪をかけて、一人一人が工夫して、楽しんで、もっと見てくれよとか、かっこいいでしょ、みたいなのが集まってどんどん面白いものが溢れていく、みたいなのがすごく好きだ。
もちろん一人一人は純粋に何かを作ったり考えたりしていて、このムーブメントでどうしてやろうとかは考えていないんだけど、人の工夫と人の工夫の掛け算がいたるところで起こって、結果ひとつの大きな"流れ"になる。。。みたいなのが大好きだし。
自分がその中にいれたら、
もしくは自分たちでそういうことができたら、
とか思う。
世界中のクリエイター(もしくはクリエイター未満の人々)が刺激しあって、どんどん面白いものができていく、、、そういうのは震える。
わかりやすい過去事例でいうとボカロのムーブメント。(本当に今更なんだけど)
ボカロをめちゃくちゃ大好きですって言えるほど知識もないのだけど、なんとなく横から曲ができて、それがうpされて、それに絵がついて、CGがついて、振りがついて、実際にライブが行われるみたいなのをなんとなーく見てたから、そのムーブメントをGoogleがCMでまとめた時なんて、なんてロックなんだろうって思った。
Google Chrome : Hatsune Miku (初音ミク) - YouTube
頭が悪いほどの人々の技術の応酬とかいいよね笑
いろんな人の技術とか、感性がもっと溢れてきて、大きな流れになればいいのに。
今までぼんやーり思ってたことを再確認して文字に起こせたっていうのが、多分今週末の自分の満足感のひとつの要因なのではないかと思うのです。