綱島温泉。極楽。中判フィルムの写真と空間の温かさ。音楽の楽しさ。
PENTAX 6×7 + Super-Multi-Coated TAKUMAR 6×7 105mm F2.4
"日常のなかに溶け込むオアシスですね。本当に何気ない一瞬を撮りたかったのでよかった。"
どうも、僕です。
またまたGWの話。今回のゴールデンウィークの頭にあった出来事。
最高に楽しかった1日の話。
暦通りの連休初日、春にしては照っている日中、はせ おやさいさんと在華坊さん主催の綱島温泉飲み会にまたまたお邪魔してきました。
前回行ったよ、って記事。
比較的近所に住んでいるのに実は数えるほどしか行ったことがなかった綱島温泉。
一度足を踏み入れれば極楽。思い返しても穏やかで淡い色の思い出しかなく、というかだいたい酩酊していた思い出ばかりだったりする。
そんな、ご近所極楽だった綱島温泉がなんとこの度営業を停止してしまうかもしれないとのこと。原因は東急東横線の綱島駅の移転のため。
どうやらJR・相鉄線・東横線を直通にし、横浜周辺の公共交通機関を再整備すると言うことらしい。それに対して、一住民として都心と相鉄線沿線へ多々移動する身としてはこの工事に真っ向から反対するわけにはいかない。利便とはそれほどに尊い。
しかしその代償として極楽が閉じられるというのはなかなかに心苦しい。
(正確には閉店ではなく、地下鉄工事が終了した後縮小して営業ということになっている。。。今時点では)
まだまだ駅側と交渉中らしく、この結論がどう転ぶかは住民のあずかり知らぬところではある。
どちらにせよ、今在ることが確かなのだから今それを全力で味わうしかないだろうと今回ものこのこ綱島温泉に乗り込んで行ったのです。
何かが変わるという瞬間に蚊帳の外で不満を垂れ流すだけなのは勿体ないと思い、折角ならこの日の極楽の瞬間を大切に写真の中へ収めようとカメラをぶら下げて。
この日の持ち出したのはPENTAX 6×7 通称バケペン。レンズの光学設計も古く、中判カメラ特有の被写界深度の薄さなら淡い休日、緩やかな時間を写せるんじゃないかという狙い。
"なんてことないもの"無くなってしまったらきっと寂しいだろうと、本当になんでもないものにレンズを向けた。
なんでこんなところに椅子が置いてあるんだろうな。
温泉の利用客がここに座ってだべるのかな。そんなことを思いながらパシャり。
エントランス、というか玄関の方がしっくりくるか。外の光がやさしく差し込んでくる。
なお、機能美はない。
一足踏み入れればこの雰囲気。みんなそれぞれの休日を送っている。
寝たり飲んだり、ぼーっとしたり。
綱島温泉の飲み会にお邪魔させてもらったのは二回目で、一回目は本当に弾丸でお邪魔をしてしまった笑
知り合いもおらず、いつもインターネットで読んでますとかそのレベルでいきなり突撃。にもかかわらず皆さん暖かく構ってくださって本当に素敵な時間だった。
今回はただお邪魔するだけでは、と思ってほぼライフワーク状態の燻製を幾つか持って行きました。「ナッツ」と「じゃこ」と「お豆腐」の燻製ですね。(ぶっちゃけお豆腐とか実験でしたが)皆さんに美味しいと言っていただいて本当に心ほっこりです。お酒が進む進む。
いつも素敵なお店情報を楽しみにブログを読ませていただいているTakiさん(id:s06216to)に写真見てますと言っていただきうふふふって。ウイスキーと燻製の会やりましょう。(to燻製クラスタの皆さん)
そうやってお酒を味わいながら、知らない人とほいほい挨拶をしてああどうも、これもどうぞ、ああこりゃどうもっていうやり取り。タンパクなやり取りではなく、暖かいやり取り。いつぞやの一人旅の中、旅先でケタケタ笑っていっぱい人間の温かさを感じた、そういうやり取り。お酒が回ってきて陽が気持ちよくなってきて、外を見たら青空で。
素敵なDJでああこりゃ素敵空間だ、ってなってまたケタケタ笑って。
確かはせさんが言ってた、親戚があつまってワイワイみたいな雰囲気っていうのは正しくこのことだなぁと。
お気に入りの写真。素敵な空間。
これまでお会いしてみたいなぁって思ってた方とも会えたし話せたし、素敵な日中でした。
そのあと、名残惜しくも温泉をあとにして、一緒に飲んだ方々とクルージーングのパーティへ。
はしゃぎにはしゃごうと思ったものの昼からそこそこいいペースで飲んだせいか頭痛でなかなか動けなかったものの、遊びごごろでいっぱいのmixにゾクゾクして、あーこっちも極楽やぁーってなりました。しこたま。
音楽とは良いものです。
また体が動いて仕方ない音楽を受信しに行きたいものです。ビバ踊れる音楽。
そんなこんなで1日フル稼動で楽しんできましたが、人とケタケタ笑うのって本当に楽しいなぁって。いろいろお話しさせていただいた皆さんありがとうございました。
この世の極楽、綱島温泉が営業停止になる前にあと一度は行きたいものです。