【バケペン】マジメにPENTAX 6×7について語る【酔いどれ】
PENTAX K-01 + smc PENTAX-DA 50mm F2.8 MACRO
"意外とこのカメラ単体で撮影すると大きさがわからない。好き。"
どうも、僕です。
機材がね、好きなんです。
楽器でも、PC関連でも、カメラでも。いい感じの音楽を流してお酒でも飲みつつゆったりとした時間で、ずっと機材触っているみたいなの大好きなんです。
客観的にみてなかなか気持ちが悪いお酒の飲み方をするんですが、せっかくだからそれをアウトプットしてみようと思って、今日はそれを書いてみます。カメラの機材の話です。
少し前はね、結構面白がっていろんなカメラを持ち出していたんですけど、ここのところはだんだんと使うカメラが固定になってきまして。
基本は必要に迫られないとデジカメは持ち出さないんで、日常生活では基本フィルムカメラ。
そうなるといつも持ち出すのはPENTAX MXですね。
圧倒的相棒感。
MX愛はここでめちゃくちゃ語ったので今日は自重します。
それとは反対にね、本当外に持ち出さない相棒がおりまして。
でもそいつも可愛くて仕方が無くて。
今日はお酒も入っているしこの子を愛でようかなと。ふふふ。
PENTAX 6×7です。
買ったばっかりの時もね、「買いましたよ、うふふ」って記事を書いたんですが、これが閲覧数的にも僕の中でも全く盛り上がらず。
いざ使ってみるとあまりグッとくる画も取れず、またもや盛り上がらず。
でもまぁそれも当然で、購入してからフィルム3,4本分しか撮ってないのでね。
そりゃ分かりませんよ。相棒感出るほど使い込んでませんもん。
中判フィルムという世界
一 般的に世間様で言われる「フィルムカメラ」っていうのは35mmフィルムという規格のフィルムを使用するカメラの事を指す場合が多いです。写るんですとか もこのサイズですね。古くはもともと動画撮影用だったこのフィルムを天下のライカ様が静止画撮影に使用したのでライカ版とも言われます。
フィルムに規格があるということはこの一番普及した35mmフィルム以外にも規格はあるわけで、それが今回のPENTAX 6×7で使用する「中判フィルム」というやつです。
この中盤フィルム、ブローニー版とも呼ばれます。
よく見る35mmフィルムとの違いは一目瞭然で、圧倒的に中判フィルムの方が大きいのです。
フィルムが大きいということは光をより多く映しこむことが出来るということなので、結果繊細で迫力のあるより高画質な画が撮影できるというわけです。
そ んな素敵な中判フィルムなんですが、フィルム面が大きいということで如何せんカメラもそこそこ大きくなってしまうのが悩みどころ。有名どころでいうとハッセルブラッドのような一眼レフやローライフレックスのような二眼レフなんかになりますが、これらの機種はフィルムを縦送りにして上手いこと 省スペースにしてたりします。
そんな感じでじゃあカメラの大きさ抑えましょな機種が多い中、このペンタックスという(ちょっとアレな)メーカーが出した中盤カメラはなんとまるまる35mmフィルムカメラの機構のまま中版対応をさせてきてしまったのです。おかげでカメラのサイズはめちゃくちゃ大きくなってしまった、、、誰か止めなさいよ。笑
ただ大きいことを差し引いてもこの機構はかなり優秀で、35mmカメラの使い方が分かっていれば違和感無く写真が撮れるというのはかなりの魅力なのです。
重いけど。。。レンズ装着で2kgあるけど。。。
その常識を逸した大きさや重さから「一眼レフのお化け」「化け物みたいなペンタックスのカメラ」って呼ばれ結果世間様での愛称が「バケペン」となったそうです。
いいですね、そういうロックなの。頭が悪くて最高に大好きです。
バケペンで撮影してきた写真
そんな化け物さんなのでなかなか家から持ち出せません。だって重いんだもの。鈍器みたいなんだもの。
でも 画質>>利便性 こそがすべてであると思い立ったときのみ外へ持ち出します。
この前の綱島温泉のただ飲んでる会もそんな感じですね。持ち出しました。休日の温泉のやわらかい雰囲気をどうにか収めておきたくて。
おかげで参加した皆さんからの「なにそのカメラ、正気か?」みたいなリアクションをいただけてこれはこれで話題づくりとしてよかったなぁなんて思います。
どうも、周りの目が気になるんですよね。これを持ち歩いている時。(そんな周りの人間は自分のこと見てないとは理解しつつも)
あとなかなか持ち出さないもう一つの理由として、
持ち出す回数が少ない = あまりにも使った経験が無い = 成功体験が少ない
ってことでこのカメラでどれほどの画が撮れるのかと言う事に対して感覚的に疑って掛かっていた部分はあるかも知れません。
中判カメラというモノの美しさ
工業製品の美しさにほれつつある最近なんです。
僕の所持しているカメラの9割は中古なのですが、手に入れたバケペンの個体は運よく非常に美品。
なお、上でも書いた通りフル装備で2kg以上あるので、中途半端なカメラストラップだと切れてしまうんじゃいかと不安になる。あと、ぶら下げている体が死ぬ。なので、重たいカメラを支えるような、かつできる限りいい感じの質感のレザーストラップを探して、、、決めたのがAcru。
この選択は本当に自分を褒めてやりたくなるくらいいい感じで、カメラのアンティーク感にバッチリ合う。
Acru(アクリュ) | デザインと機能性にこだわったモノヅクリ。ハンドメイドのカメラストラップやカメラバッグなどを販売
このデカブツさん、かなり長く販売されていたこともありカメラシステムとしていろいろなオプションが用意されていて、ファインダーの交換などが可能なんです。
外してみるとこんな感じ。
このおっきな白い部分がレンズが捉えた画になります。
普段のTTL露出計付きのアイレベルファインダーの代わりにオプションとして手に入れた別のファインダーを装着します。
別のファインダーとはこちら。
ウエストレベルファインダーってやつです。装着するとこんな感じ。
雰囲気変わりましたね。
この状態だとそこそこ重量が軽くなります。それでもこのカメラで殴打されたら死に絶える自身はありますが笑
付け替えたファインダーをどうやって使うかというと、ファインダー上部をぱかっと開きます。
こうすることで上から覗いて撮影ができるようになるのです。
撮影のときはおなかの前に構えて下のように覗きます。
うまく撮れませんでしたが、むりやりこのファインダーをデジカメで撮影するとこんな感じ。
そういえばこれと同じようにしてバケペンを通してデジカメで動画を撮影したムービーが一時期話題になりましたね。
信じられないかもしれませんが、肉眼で本当にこんな感じに見えます。
ウエストレペルファインダーのメリットはまさしくここで、写したい画の美しさに思わずハッとしてしまうのです。
Paris Through Pentax - YouTube
もっとこのカメラと仲良くなりたい。。。
いい写真をいっぱい撮りたい。。。
アルコールが回ってきたので僕のカメラ紹介は今日はこの辺で。
また、うまく撮れたら続きを書くかもしれません。